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ロイヤルエンフィールドというバイクのメーカーは、何故インドから輸出されていたのか?クラシックモデルに惹かれたものの、この理由がわからずリサーチしてみました。
そして、今回注目したのは「CLASSIC 500 EFI」空冷4st.単気筒のモデル。
世界で最も古い歴史のあるバイク「BULLET 500 EFI」
ロイヤルエンフィールドは「世界最古」といわれる程、歴史は長く創業は1901年です。しかし不況により1970年に本社が倒産。奇跡的にインドのサテライト工場だけが残りました。
1955年式のブリットは、インドの最新技術を取り入れながら50年以上も生産されています。英国の二輪文化を引き継いだロイヤルエンフィールドには、伝統と名門のもつ気品が感じられます。
ロイヤルエンフィールドは、19世紀半ばにイングランド南西部のウスターシャ州レディッチで、ミシン針や機械部品の製造会社から始まっています。
最初は1892年にザ・エンフィールドという自転車の製造販売を始めました。この工場があった地名から現在の「ロイヤルエンフィールド」が誕生しています。
「BULLET 500 EFI」には、フランスのデザイナーが関係していた
1901年にフランスのデザイナ-によって最初のバイクが設計され、1912年にスイスのMAG製Vツイン搭載車を「モデル160」として発売しています。
1962年ごろ流行したカフェレーサーをモチーフとしたモデルが発売されましたが「コンチネンタルGT250」「インターセプター736」は、日本の高性能で安いモデルには及ばず1970年に倒産しています。
倒産後に本拠地をインドに移しイギリスへ輸出し、軌道に乗ったロイヤルエンフィールドは1995年に現在の社名へ変更しています。2008年には、新設計のユニットコンストラクションエンジンを搭載した「ELCTRA 500 EFI」を発表しています。さらに、ヨーロッパの排ガス規制をクリアし新たなクラシックモデルの生産発表など伝統を守りながら進化を遂げています。
イギリスの伝統を受け継ぐ「Classic 500 EFI」
「Classic 500 EFI」は、1950年代からのイギリスの伝統を受け継いでいます。ボディのフレームは同色でヘッドライトにメーターが埋め込まれ、クラシカルなデザイン性の高いモデルになっています。
エレクトリックパーツECU、インジェクション、スロットルボディ、セルモーターなどの電装系には、日本メーカ-のものが採用されています。
ライディングのポジションは初心者でも乗りやすく、50年代を意識したデザインやカラーリングは、新車でありながらヴィンテージバイクとしての魅力も兼ね備えています。
「CLASSIC MILITARY 500 EFI」には、歴史をを感じさせないミリタリーのデザインも素敵ですね。
イギリスの伝統を守りながら、進化していくロイヤルエンフィールドを知ることができました。さらに日本の電装系が使用されていることより、日本のバイク性能の高さも改めて感じました。
「ブリット500 EFI」スペック
全長 / 全幅 / 全高:2,200 / 800 / 1,110mm
軸間距離:1,370mm
シート高:820mm
重量:187㎏
エンジン:空冷4st.単気筒
総排気量:499cc
最高出力:28hp / 5,250rpm
最大トルク:4.2kg-m / 4,000pm
タイヤサイズフロント:3.25-19
タイヤサイズリア:3.50-19
燃料タンク容量:14.5L
価格:75万9,000円
「Classic 500 EFI」スペック
全長 / 全幅 / 全高:2,200 / 800 / 1,110mm
軸間距離:1,370mm
シート高:820mm
重量:187㎏
エンジン:空冷4st.単気筒
総排気量:499cc
最高出力:28hp / 5,250rpm
最大トルク:4.2kg-m / 4,000pm
タイヤサイズフロント:90 / 90-19
タイヤサイズリア:100 / 80-18
燃料タンク容量:14.5L
価格:77万9,000円
「Classic Military 500 EFI」スペック
全長 / 全幅 / 全高:2,200 / 800 / 1,110mm
軸間距離:1,370mm
シート高:820mm
重量:187㎏
エンジン:空4st.単気筒
総排気量:499cc
最高出力:28hp / 5,250rpm
最大トルク:4.2kg-m / 4,000pm
タイヤサイズフロント:90 / 90-18
タイヤサイズリア:110 / 80-18
燃料タンク容量:14.5L
価格:79万9,000円