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ロングツーリングバイカーに愛用者の多いゲル内蔵クッション、通称ゲルザブ。特に”じ”病を抱えている人にとってはなくてはならない相棒です。柔らかいゲルのおかげで、長時間のライディングをしてもケツが痛いなんて思いをしなくてすみます。
ただ夏真っ盛りとなるこれからの季節は、お尻のムレも気になるところ。下着が張り付いてしまうくらいにまでなってくると、不快さも極まれりってくらいですし。
ゲル&メッシュの最強組み合わせ
そこで取り出したりまするは、ドッペルギャンガーの「 SEAT CUSHION SET COOL&GEL 」。なんと、やわらか~なゲルクッションと通気性のよいメッシュクッションがセットになっているんです。
使い方はとってもカンタン。いつものバイクシートに載せてベルトで固定するだけ。シングルシートはもちろん、ロングシートにも問題なく装着できます。ゲルとメッシュは分離できるようになっているので、冬はゲルだけっていう使い分けも可能です。
早速またがってみると、お尻をやんわりと包んでくれてフィット感抜群。素材からすれば当然ですけれど、沈み込むソファーに座ったかのような錯覚をちょっと感じてしまったほどです。いつものシートに特に不満を感じていませんでしたが、柔らかさの違いは歴然です。
クッション性を確かめたところで、今度はムレをテスト。当日の気温は24℃と夏日で、いい感じに熱を感じる陽気でした。
走り出すこと、20分。蒸し暑さと足元から感じるエンジンの輻射熱にあえいでいましたが、不思議なほどお尻まわりはじんわりと涼しい。どえらいクール!ってほどではないものの、これは助かるところ。きちんと股下の熱気をメッシュが逃してくれている証拠です。
ただどうしても押しつぶしてしまっている以上、お尻中央の熱はちょっと逃げづらくなっています。定期的にお尻を上げれば十分改善できるものの、どっかりと座り込んで流すような高速ツーリングではちょっと不満を感じてしまうかもしれません。それでも十分涼しいんですけどね。
一体感はもう一歩欲しい
日常使いをしたくなるSEAT CUSHION SET COOL&GELなんですが、一点だけ気になるところも。装着すると、ちょっとシートの美観が損なわれてしまうのです。
シングルシートならそこまででもないですが、ロングシートだとこのとおり。どうしても後付感が出てしまう……。汎用品だから仕方のないところではあるんですけれどね。
とはいえ、機能性が抜群なのは確かです。ロングツーリングはもちろん、日常的にバイク移動しているバイク便やUber Eatsのバイカーは使用してみてもいいかも。公式サイトの言葉を借りれば、この夏のお尻問題をたちどころに”快ケツ”してくれますよ。