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いつもの通りに愛車を走らせていて「ん?なんかおかしいぞ」と思った事はありませんか?
それってバイクからのSOSサインの可能性が大きいです。いつも乗っているからこそ気が付く細かいSOSから、誰でも気が付くようなSOSまで。バイクからのSOSを見逃さないために、こんな症状だったらこうだ!をまとめてみました。
エンジンの異音
エンジンから「カチカチ」や「カタカタ」という金属音。アイドリングの最中に気になってくる事が多いこの音は通称「タペット音」と呼ばれていて、このタペット音はエンジンの寿命とも言われています。しかし、実際にはそこまで重い症状ではなくても鳴る事があるので要チェック。そして、このタペット音は放置しておくとエンジンに深刻なダメージを与える事になります。
まずは、オイル交換をしてみましょう。オイル交換を長い間していなかったり、オイルの量が少なかったりするとエンジン内部でパーツが摩耗してしまいます。そのため、粘度の高いオイルを入れて摩擦を最小限に抑える事が大切です。3,000㎞毎の交換が望ましいです。そんなに走らないよと言うバイクでも3か月から4か月くらいに一度はオイル交換をする事をおすすめします。
ブレーキの音鳴り
ブレーキから「キーキー」や「シャー」という異音がする症状。通称「ブレーキ鳴き」と呼ばれる物ですが、ブレーキパットやブレーキキャリパー、ブレーキディスクなど様々な原因が考えられます。
中でも一番ありがちなのがブレーキパッドです。ブレーキパッドを交換しないまま乗っていたりすると大変危険です。キーキーの他に「ゴリゴリ」という振動も伝わってきたら、完全にアウトです!今すぐにでもブレーキパッドの交換をしましょう。
チェーンの音
チェーンはバイクのアキレス腱。メンテナンスが重要となってくるパーツなのですが、面倒でついついサボってしまう人も多いのでは。そんな矢先にチェーンからゴリゴリという異音。これはもう交換した方が良いかもしれません。そうです。チェーンだけではなく、スプロケットも交換した方が良いでしょう。
そうなる前に、日頃からの洗浄、調整、給油というマメなメンテナンスでチェーンの寿命を延ばしましょう。
ウィンカーの点滅が遅い・早いなどの電気系トラブル
ウィンカーの点滅がいつもより早い!ちょっとカッコイイかもしれないけれど、これは警察官がいたら注意されてしまいます。原因としては球切れの可能性が高いです。これは早めに交換をしましょう。
そして、ヘッドライトのつきが悪い。全くつかない場合は球切れやヒューズが飛んでしまった、配線が断線しているなどが考えられますが、つきが悪かったりするのは端子が劣化していたり古いバイクですと、スターターの不具合が原因なんて事もあります。
暗くならないと気が付かない事も多いので、日頃からちょっと気にかけてあげてくださいね。
キャブの不調
さて、これが不調になるとやっかいです。キャブ。
ご自分のバイクがキャブ車かインジェクション車なのか?最近では、キャブ車が少なくなってきました。旧車と呼ばれているバイクは大抵がキャブ車だと思います。対して新しいバイクは大抵がインジェクション車です。
インジェクション車は電子制御されているので、配線などもかなり複雑。ショップにメンテナンスをお願いしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、キャブ車は自分でメンテナンスをしている人も多いと思います。アイドリングが不安定、キャブからガソリンが漏れる、エンジンの吹けが悪い、信号待ちなどでエンストしてまうなどの症状がでてきたらキャブをオーバーホールして欲しいというバイクからのSOSサインです。
いかがでしたでしょうか。バイクからのSOSサインを見逃さない事と、日頃のメンテナンスがバイクを長持ちさせるポイントです。SOSサインには早めに対処してあげて下さいね!