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普通二輪車免許ライダーに新たな選択肢が生まれます。イギリスの雄、トライアンフがなんと一気に2車種も400ccニューモデルを発表しました!
イギリスの伝統的なスタイルを与えられたロードスポーツモデル「スピード400」と、それをベースにオフロード風味を加えた「スクランブラー400X」です。両車を詳しくご紹介していきます。
「Speed 400」は正統&モダンなブリティッシュロードスポーツ!
こちらがロードスポーツモデル「スピード400」。トライアンフによる分類では「モダンクラシック」に属します。ということで、「スピード400」は「スピードツイン900」や「ボンネビルT100」の弟となる、正統&モダンなブリティッシュロードスポーツモデルです。
ホイールベースは1,377mmとホンダ「GB350」よりコンパクトであり、シート高は790mm。車両重量は170kgと軽量コンパクトに仕上がっています。
「Speed 400」のディテール
TRシリーズエンジンと呼ばれる総排気量398.15ccの水冷単気筒DOHCエンジンを搭載。単気筒というのも古き良き時代の英国車っぽくて良い感じです。
ちなみにボア×ストロークは89.0×64.0mmとショートストロークです。最高出力は、29.4kW / 8,000rpmで、最大トルクが37.5Nm / 6,500rpmを発揮します。
ガソリンタンクの形状&グラフィックやタンクサイドに貼られたラバーパッドはモダンクラシック・シリーズのイメージに沿ったもの。400ccクラスだからといって手抜きはありません!
フロントフォークは43mm径の倒立タイプ。フロントブレーキは300mmディスク+4ピストンラジアルキャリパーの組み合わせです。
ヘッドライトもシリーズの原則に従い、ラウンドタイプLEDを採用。シェルはもちろんブラックです。灯火類もLEDです。
シートにはブラックステッチが入れられていますが、特にタンデムライダーが座る後部は薄い感じがします。
テールライトはシートとリヤフェンダの間に上手く収められています。このあたりの巧みな処理も「スピード400」が”モダン”なロードスポーツと呼あれる由縁です。
「Speed 400」のカラーは3色展開
「スピード400」のカラーラインナップはここまでに掲載した「CARNIVAL RED / PHANTOM BLACK」のほか、この「PHANTOM BLACK / STORM GREY」、「CASPIAN BLUE / STORM GREY」の3色展開です。
発売は2023年末を予定しており、価格は未発表ですがトライアンフジャパンの公式サイトに既に本モデルは掲載されていますから、日本発売は確定でしょう!
「Speed 400」のスペック
エンジン型式 | 水冷 単気筒 DOHC 4バルブ |
---|---|
排気量 | 398.15cc |
最高出力 | 29.4kW / 8,000rpm |
最大トルク | 37.5Nm / 6,500rpm |
車両重量 | 170kg |
全幅×全高(mm) | 795×1,075 |
最低地上高 | mm |
シート高 | 790mm |
変速機 | 6速 |
燃料タンク容量 | 13L |
タイヤサイズ | F:110/70 R17、R:150/60 R17 |
カラー | CARNIVAL RED / PHANTOM BLACK、PHANTOM BLACK / STORM GREY、CASPIAN BLUE / STORM GREY |
価格(税込) | 未発表 |
「Scrambler 400 X」はスピード400がベース!
続いてご紹介するのは、「スピード400」をベースにした「スクランブラー400X」です。「スピードツイン900」と「スクランブラー900」の関係性と同じと言えば、トライアンフ好きには伝わることでしょう。
また、トライアンフは正統なブリティッシュな手法で、多様なニーズに応えるためにラインナップを展開しています。
「スクランブラー400X」は、「スピード400」と同じエンジン型式やフレームを踏襲していますが、ホイールトラベルはやや長い150mmとなり、ホイールベースは1,418mmとなっています。これはオフロードでの安定性を高めるための対策と考えられます。
また、スクランブラーにふさわしく、フロントホイールは19インチが採用され、ハンドルブレースも追加されています。
「Scrambler 400 X」のディテール
「Scrambler 400X」のディテールを見てみましょう。注目すべきはアクセサリーです。本国では、ライダーの手を守るナックルガードや、ヘッドライトに取り付けるライトガード、ミニバイザーがラインナップされています。
さらに、純正アクセサリーとして提供されるアップフェンダーを装備すれば、完成度の高いスクランブラーが完成します。つまり、「スクランブラー400X」には遊び心も追加できそうです。
「Scrambler 400 X」も3色展開
「Scrambler 400X」も3色展開です。「MATT KHAKI GREEN / FUSION WHITE」のほか、「CARNIVAL RED / PHANTOM BLACK」と「PHANTOM BLACK / SILVER ICE」がラインナップされています。
発売は2023年末で、日本発売も確定しています。
「Scrambler 400X」のスペック
エンジン型式 | 水冷 単気筒 DOHC 4バルブ |
---|---|
排気量 | 398.15cc |
最高出力 | 29.4kW / 8,000rpm |
最大トルク | 37.5Nm / 6,500rpm |
車両重量 | 179kg |
全幅×全高(mm) | 825×1,190 |
最低地上高 | mm |
シート高 | 835mm |
変速機 | 6速 |
燃料タンク容量 | 13L |
タイヤサイズ | F:100/90 R19、R:140/80 R17 |
カラー | MATT KHAKI GREEN / FUSION WHITE、CARNIVAL RED / PHANTOM BLACK、PHANTOM BLACK / SILVER ICE |
価格(税込) | 未発表 |
以上、イギリスの伝統的なスタイルを受け継いだ「スピード400」と、オフロード風味を加えた「スクランブラー400X」のご紹介でした。
楽しみなモデルの登場ですので、新たな情報が入り次第お知らせします!