この記事の目次
今回は、バイクは欲しいけど結局税金や諸費用などを含めると予算をオーバーしてしまうので買えない。または、実際今バイクを所有しているけど毎年・毎月どのくらいの出費なのか知りたい方のための、バイクにまつわる諸費用についてまとめてみたいと思います。
まず、バイクを購入する際にかかる費用
バイクを購入する際にかかる費用としては、基本的に以下のとおりです。
- 車両本体価格
本体代金と消費税がかかります。
- 税金・保険料
重量税と、軽自動車税、法定点検費用、自賠責保険の代金がかかります。
- 諸費用
登録手数料と整備費用、車検があるバイクの場合は車検取得費用、陸送代がかかります。
登録手数料は、販売店のある地域外で登録してもらう際は出張費用がかかります。整備費用はバイク屋さんや、購入したバイクのコンディションによって異なります。車検取得費用も、バイクの状態によって費用はだいぶ前後します。最後に、バイクを自宅などに届けてもらう際は陸送代がかかります。
上記の総額がバイク購入時にかかる総額です。
20年落ちのSR400でシミュレーション!
例として、「20年前のチョッパーカスタムされたSR400を本体価格20万円、車検切れの状態で購入した場合」のシミュレーションをします。
まず、本体価格20万円に消費税が16,000円、21万1,600円が本体価格です。
次に重量税ですが、こちらは125ccまでの車両は無料、126cc〜250ccまでの車両は新車購入時に4,900円、251cc以上の車両は、初年度登録から13年未満の車両は年間1,300円、13年以上経過した車両は年間2,200円、18年以上経過した車両は年間2,500円と細かく分かれています。
今回の場合は20年落ちの400ccなので、年間2,500円となります。車検のタイミングも考えて2年間で5,000円として計算します。
そして軽自動車税ですが、50cc以下は年間1,000円、51cc〜90ccは年間1,200円、91cc〜125ccは年間1,600円、126cc〜250ccは年間2,400円、251cc以上は年間4,000円となっておりますので、SR400の場合の軽自動車税は年間4,000円ですね。
こちらも車検のタイミングも考えて2年間で8,000円として計算します。
法定点検費用は各種点検のための費用で、バイク屋さんによってまちまちですが、6ヶ月点検、12ヶ月点検、24ヶ月点検などが主で、車検のある車両の場合は、車検が2年に1回なので、だいたい24ヶ月点検で、平均20,000円くらいでしょう。
自賠責保険は、251cc以上で、37ヶ月18,380円、36ヶ月18,020円、25ヶ月14,010円、24ヶ月13,640円、13ヶ月9,550円、12ヶ月9,180円。125cc〜250ccで36ヶ月18,970円、24ヶ月14,290円、12ヶ月9,510円。それ以外が36ヶ月12,410円、24ヶ月9,870円、12ヶ月7,280円となっています。
今回は車検のあるSR400なので、25ヶ月14,010円を選びます。
次に諸費用の項目に移ります。
まず登録手数料ですが、こちらもバイク屋さんによってまちまちで、5,000円〜30,000円くらいです。なぜこんなにも差が開くのかというと、名義変更や住所変更、構造変更など、購入者やバイクの事情によって変わるからです。
今回のシミュレーションでは平均値として20,000円とします。
そして車検登録費用ですが、これまたバイク屋さんによってまちまちで、25,000円〜30,000円くらいです。
今回はチョッパーにカスタムされたSR400ということなので、ちょっと手間がかかるので30,000円とします。
最後に自宅まで届けてもらう際にかかる陸送代ですが、荷物の送料と一緒で、距離によってだいぶ異なります。バイク屋さんが外注したとすると、どんなに近くとも15,000円近くは最低でもかかりますので、今回のシミュレーションでは15,000円とします。
さぁ!これで全ての費用が出揃いましたので、計算してみましょう。
シミュレーション結果
「20年前のチョッパーカスタムされたSR400を本体価格20万円、車検切れの状態で購入した場合」のシミュレーション結果は以下のとおりです。
・本体価格(税込):21万1,600円
・重量税(2年間):5,000円
・軽自動車税(2年間):8,000円
・法定点検費用(24ヶ月点検):20,000円
・自賠責保険(25ヶ月):14,010円
・登録手数料:20,000円
・車検登録費用:30,000円
・陸送代:15,000円
よって、支払い総額は328,010円となります。こちらを年間で割ると164,005円。月々13,667円となります。
月計算だと意外と安いですね!また、次回車検時には「陸送代」「本体価格」などがかからないため、維持費が格段に安くなります。
※実際には上記以外にもガソリン代、任意保険代、経年劣化による部品交換・修理などの費用もかかりますのでご注意ください。
いかがだったでしょうか。
もしもアナタのそばにバイク購入で悩んでいる方がいたら、この記事を見せて説得してみてはいかがでしょうか。また、奥さんがバイク購入を許してくれない場合の説得材料としてもご活用いただければと思います!