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楽しいバイクの運転中でも突然エンジンがかからなくなったり、止まってしまうことは誰にでも起こりえることです。
そこで今回の記事では誰にでも突然おとずれるバイクが止まってしまう原因をご紹介し、万が一が起きても焦らないようにするための対策法を解説していきます。
バイクが止まってしまったら確認すること
日頃からしっかりとバイクを手入れしていれば突然バイクが止まったり、動かなくなる恐れては少ないです。
しかしきちんと手入れしていてもうっかりが原因であったり、ちょっとしたことが原因でバイクが動かなくなることがあり、それは誰にでも起こりえるトラブルなのです。
バイクが動かなくなる原因はいくつかありますが、今回はその中でも特に身近で起こりやすい原因をピックアップしていきます。
ガス欠
基本中の基本ですが、バイクのガソリンがなくなれば当然止まります。
バイクの車種にもよりますが、原付や249cc前後のバイクにガソリンメーター(燃料計)がそもそも搭載されていないものも多く、バイクに乗りはじめてまもない人ですとガソリンがいつ切れるのかタイミングがわかりません。
そのためタイミングがわからないままずっと走行し続けますので、ある日突然止まって動かなくなります。
また、バイクのガス欠を引き起こすシーンとしては長距離を運転する人にも起こりがちで、給油を忘れて走行し続けて突然バイクが動かなくなる場合があるのです。
キルスイッチがオンになってる
125cc以上のバイクになると、ハンドルの近くにキルスイッチというスイッチが搭載されているものが出てきます。
キルスイッチとはバイクの電源を遮断してエンジンがかからなくするための装置なのですが、当然ながらキルスイッチがオンになっていればガソリンが満タンであろうがエンジンはかかりません。
キルスイッチをわざわざオンにすることはないと思う方も少なくありませんが、意外とちょっとした衝撃や手がぶつかっただけでスイッチが入ってしまうことがあります。
運転中に手をせわしなく動かすようなことがあればキルスイッチが入ってしまうこともあり得ますので、キルスイッチがオンになっていないかチェックするとよいでしょう。
サイドスタンドが出てる
車種にもよりますが、サイドスタンドを出しておくとエンジンがかからないバイクがあります。
たとえば、カワサキのエストレヤですとサイドスタンドが出たまま停車をしておき、そこからエンジンをスタートさせると始動自体はできますが一速に入れると『ブスン!』と一鳴きしてエンジンがストップします。
そもそも、停車する際に一速に入れたままエンジンを切ってサイドスタンドを出して停車しておくと、再度エンジンをかけようにもエンジンがかからないことになるのです。
納車してまもない場合や車体への知識が乏しい場合はこのような車体自体の仕組みによってエンジンがかからなくなることがありますので、愛車への知識はしっかりと深めておかなければいけません。
どうしても動かないときの対処法
今回ご紹介したバイクが動かない原因は特に身近で起こりやすいものをご紹介しましたが、バイクが動かなかったり止まってしまう原因は他にも内部のパーツや電装系のトラブルの場合もあります。
日頃からバイクに慣れ親しんでいる人であればその場で対応できる人もいらっしゃいますが、そこまでバイクへの知識がない人ですと電装系のトラブルは今すぐどうにかすることは難しいといえます。
そのようなバイクトラブルの対処法として、知識がなくてもあなたがすぐにできる方法は主に二つあります。
レッカーを呼ぶ
一番手っ取り早いのは、動かなくなったバイクをその場でなんとかするのではなく、レッカーサービスに申し込んで修理工場や自宅へ牽引してもらう方法があげられます。
レッカーは四輪車のサービスと思われがちですが、バイクも牽引サービスに含まれますので安心して申し込んでいただいて大丈夫です。
レッカーサービスはJAFなどの業者に直接依頼することもできますが、あなたが加入している任意保険のサービスのひとつにレッカーサービスが含まれていることがあり、こちらを利用するのもよいでしょう。
たとえばJAFですと、非会員であれば基本料8,230円、作業料4,650円の合計12,880円にプラスして1km牽引するごとに720円かかります。
しかし加入している任意保険のサービスであればこれらの費用はかからず指定の距離まで無料で牽引してもらえますので、携帯電話の電話帳に連絡先を登録しておくとよいでしょう。
押して進む
任意保険に入っておらず、またJAFなどの会員でもなければ実費を支払うことになりますが牽引料は高くなりがちです。
経済的に余裕がない方ですとレッカーサービスを申し込むのもはばかられますので、アナログですがバイクを押して進むという方法があります。
単純に押して進むのであれば費用もかかりませんし、あなたの力加減でなんとかできますが中型のバイクとなると短距離を押して歩くのも非常に疲れますし辛いです。
普段から運動をしていない男性でたとえるなら500mを押して進むのもなかなかキツくなりがちなので、長距離を押して歩くとなるとあまり現実的ではありません。
まとめ
いかがでしたか?
バイクは機械ですので手入れをしていても内部のパーツが劣化したり、ちょっとしたことが原因で動かなくなります。
バイクが止まったり、動かなくなってもまずは慌てないこと、そして止まったり動かなくなる原因は今回ご紹介したような身近な原因であることが多いので、まずはそこからチェックするとよいでしょう。