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日本国内でも「SV650 ABS」が発売されてしばらく経ちますが、ヨーロッパでは同車をベースにしたカスタムが、にわかに盛り上がってきています。
今回は、スズキのヨーロッパ現地法人であるSuzuki Bikes UKとSuzuki Moto Franceが製作した2台のカスタム車両を紹介しちゃいましょう!
SV650 Gilles
まずはイギリス現地法人が製作した「SV650 Gilles」。本モデル、実は単なるカスタム車両ではなく、ディーラーエディションとしてこの形で販売されています。
もともと乗りやすさに定評のあるベース車両ですが、それにスポーティな味付けを加えて、さらに細部をドレスアップしたのが「SV650 Gilles」です。
ディーラー仕様らしく、低過ぎない高さにセットされたセパレートハンドル。ノーマルもかくや、という上質な仕上がりであることが見て取れます。
セパレートハンドルに合わせて、アルミ削り出しのバックステップを装着。
ブレーキ&クラッチレバーと、それぞれのグリップガードがアルミ削り出しに変更。体が触れる部分を中心に質感を向上させていますね。
ゼッケンプレート風のサイドカバー(と削り出しのタンデムステップ)に加えて、
タックロールシートが、気分を盛り上げるデザインパーツとして採用されています。
シートをよく見てみると……、
ココにもカタカナで”スズキ”……。Suzuki Bike UKには、カタカナ好きが何人も生息しているのでしょう!
マフラーはレムスのOkamiサイレンサー。サテンブラック仕上げで渋くキメています。
車名の「Gilles」は、この車両に装着されたほとんどのカスタムパーツがドイツのメーカー、ギルズツーリング製品だから。
筆者がササっと確認した範囲では、マフラーとシート以外は、同社ネット通販サイトから購入できるようです。ご興味のある方は、本記事最下部のリンクよりご覧ください!
SV650 Scrambler
お次はSuzuki Moto Franceが製作した車両。同社が販売している現地限定の特別仕様車です。
コチラは「SV650」をベースにドイツの”SW-MOTEC”製パーツを多様。ドレスアップを兼ねつつ軽量化して、スクランブラースタイルに仕上げています。
装着されたカスタムパーツの一部をご紹介しますと、まずはヘッドライトガードとアルミ製の小さなウィンドシールドを装着。
ウィンカーも小振りなLEDに変更されています。
ショートタイプのアルミ製フロントフェンダーを装着。筆者個人的な好みとしては(役立たずでも)アップタイプにしてほしいところです。
チェーンガードもアルミ製に変更されています。
アップタイプのハンドルバーはLSL製ですが、ライザーはSW-MOTEC製。ばっちりキマってる! と言いたいところですが巨大なデジタルメーターは純正のまま。そこは、小振りなMotoGadget製に変更してくれると気分が高まるところです!
スクランブラーに良く似合うオフロードモデル的なフットレスト。珍しくSW-モテック製品ではありません。
渋いカラーのタックロールシートはバグスター。
タイヤはダンロップのMutantをチョイス。かなり手が加えられていますね!
“SV650熱”はヨーロッパがアツい!
スズキの英仏現地法人が手掛けた「SV650」ベースのカスタム車両はいかがでしたでしょうか?
「SV650 Gilles」はディーラーエディション、「SV650 Scrambler」は現地限定の特別仕様として販売されているだけあり、完成度の高い車両でしたね。今後の更なる鈴菌の伝播に期待しましょう!