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スズキの「Vストローム800 DE」は、2022年11月に開催されたEICMA 2022(ミラノショー)で発表されたスポーツアドベンチャーツアラーです。
この「Vストローム800 DE」をベースにした特別仕様車が、イタリアで発表されました!
ベースはスズキ「Vストローム800 DE」
ベースとされた「Vストローム800 DE」
「Vストローム」シリーズのフラッグシップには「Vストローム1050 DE」が君臨しているわけですが、それでもこの「Vストローム800 DE」はトータル的に極めて優れたモデルと言えます。
スズキの技術力を結集し、新たに開発された775ccの並列2気筒エンジンが搭載されています。量産二輪車として初めて1クランク軸に対して90°に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」2を採用し、振動を抑えながら軽量かつコンパクトに仕上げています。
多様な走行シーンに対応するために電子制御システムS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)を採用し、さらに足回りには調整可能な前後サスペンション、フロントには大径の21インチホイールを備え、前後にセミブロックパターンのタイヤが装着されています。
軽量コンパクトなエンジンと賢い電子制御システム、オフロードにも対応する足回りを与えられたことで、「Vストローム800 DE」は扱いやすいアドベンチャーツアラーとして、ヨーロッパでも高い評価を受けています。
「Vストローム800 DE ジェベル」はイタリアの特別仕様車
こちらがスズキイタリアが発売した「Vストローム800 DE ジェベル」です。
本車は、かつてガストン・ライエがパリダカールラリーに参戦したマシン「DR-Z」からインスピレーションを得たカラーリングを採用しており、それはなんと1988年のこと。
当時の写真を見つけましたが、1986年の市販(輸出)モデル「DR600R」からのインスピレーションが感じられます。
赤いエンジンがかっこいいこちらのモデルは、1988年モデルの「DR750S(輸出モデル)」です。
この「Vストローム800 DE ジェベル」は、カーボンファイバーエンドキャップを備えたアクラポヴィッチ製チタンエキゾーストを装備しています。
また、前後に21/17インチのホイールにはダンロップ製トレイルマックスミックスツアーという本格的なタイヤが取り付けられ、走破性が向上しています。
現地価格は1万3,900ユーロ(日本円:約224万円)、ノーマルの「Vストローム800 DE」よりも2,400ユーロ高いですが、その魅力は際立っています。
この魅力的な特別仕様車が、是非とも日本でも販売されることを期待しています!
「Vストローム 800 DE」のスペック
エンジン | 水冷 4ストローク 並列2気筒 DOHC |
排気量 | 775cc |
最高出力 | 60kW / 8,500rpm |
最大トルク | 76Nm / 6,800rpm |
車両重量 | 230kg |
全長×全幅×全高mm | 2,345× 975×1,310 |
最低地上高 | 220mm |
シート高 | 855mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 20L |
タイヤサイズ | F:90/90-21 M/C 54H 、R:150/70R17 M/C 69H |
カラー | チャンピオンイエローNo.2、グラスマットメカニカルグレー、グラススパークルブラック |
価格(税込) | 132万円 |