この記事の目次
世界的な人気観光地であるタイ。その首都であるバンコクは日本からも数多くの観光客が訪れる場所です。グルメを堪能するもよし、歴史ある建築物を見るもよしと、いろんな楽しみが待っています。
有名どころをトゥクトゥクやバスで回るのもいいですが、旅好きバイカーならやっぱりツーリングを楽しみたいところ。強い日差し、慣れない現地ルールなど決して楽ではない道のりですが、経験した後は旅人として、バイカーとしてワンランク成長しているかもしれませんよ。
バンコクのバイク旅をあえてすすめる3つの理由
タイ、特にバンコクは交通マナーがよくて道も走りやすいとはお世辞にも言えません。わずかな隙間を縫うように走るクルマやバイク、砂埃が舞い目も開けにくいといった劣悪な交通環境ですし、雨季には1日に数回降るスコールも日本人には馴染みがありません。
でもポジティブに捉えれば、それだけ刺激のあるツーリングが楽しめるということ。加えて、下記のようなメリットがうまくデメリットを相殺してくれるので、ちょっと背伸びすればOKくらいのハードルになっているんです。
レンタルバイク屋がたくさんにある
バイク王国であるタイでは、レンタルバイクも盛んです。国際免許証も有効ですし、メジャーな観光地であるアユタヤやパタヤまでバイクなら2時間程度と、ツーリングにちょうどいい目的地が充実。思い立ったときにサクッと自由な旅をしたい、そんな旅好きバイカーをターゲットにしたバイク屋がたくさんあります。
リゾート地以外のマイナーな場所も行きやすい
とはいえ、アユタヤやパタヤはバンコクから直行バスも走っている超メジャーな観光地。それでもバイクをオススメする理由は、道中のマイナーなスポットにも行きやすいからです。観光客があまりいない町で1泊してみたり、後述する巨大魚バラマンディが釣れる釣り堀「パイロット111」に行ってみたり。ガイドブックには載っていないタイを楽しめます。
雑踏の中を走るのが面白い
そしてなにより雑踏の中を走るのが面白い!スカスカの道を快適に走るのもいいですが、タイのごちゃついた道路を超緊張しながら走れば、東南アジアを旅している感もひとしお。慣れてくると楽しいものですよ。
日本からバンコクへは直行便でひとっ飛び
ちなみに日本からバンコクへの行き方はとってもカンタン。国内各地の主要空港からタイ玄関口の「スワンナプーム国際空港」まで多くの直行便が出ています。羽田空港からの距離は約4,590km。飛行時間は6時間20分ほどです。遠すぎず近すぎず、ちょうどいい旅先ですね。
雑踏をくぐり抜けた先にある最高のオーシャンビュー「パタヤ」
歴史的建造物が好きな方は、バンコクから北へ80km程度にある古都「アユタヤ」を目指しましょう。木の根に埋もれた仏像の顔「ワット・マハタート」をはじめとした旧王朝時代の史跡があなたを迎えてくれます。
ですが、筆者はあえてバンコクから南東にあるリゾート地「パタヤ」まで海沿いを走っていくルートを推します。国道34号線の1本道を進んでいく、150kmの旅です。単純に海がキレイですし、バイクでないと行きにくい寄り道ポイントもちらほらあります。
巨大魚と”格闘”できる養殖池「パイロット111」
ぜひ寄っておきたいのが、バンコク中心部から1時間ほどパタヤ方面にバイクを走らせたところにある「パイロット111」という養殖池。アカメの一種、パラマンディが釣れます。その大きさは小さくて40cm程度、大きいものだと70cmにもなるほど。巨大魚とのアツいファイトが楽しめます。
ロッドからルアーまで釣り具一式はレンタル可能なので手ぶら行っても大丈夫。荷物を減らしたいバイク旅とも相性バツグンです。
タイのツーリング事情を写真でチラ見せ
ここで、筆者が実際に行ったバンコク→パイロット111→パタヤの様子をお見せします。暑い時期に行ったので日差しがキツくて大変でしたが、非日常を味わうには本当にいい体験でした。
飛行機代含む、タイでのバイク旅に必要な費用は約10万円
いくらタイへの旅が魅力的に見えたところで、やっぱり先立つ物が必要です。筆者の場合、3泊4日の旅程でレンタルバイクを2日間借りたところ、約10万円ほどかかりました。
- 飛行機往復6万円
- レンタルバイク3,000円
- ガソリン1,000円
- 宿代:1万円
- 食事代:5,000円
- 交通費:1,000円
- その他、観光にかかるお金:2万円
宿は個室、観光も妥協せずともたったこれだけです。飛行機代を削るのは難しいですが、ドミトリー(相部屋)に泊まれば1泊1,000円程度ですみますし、バイクでさすらう時間を長めにとれば観光の費用も節約できますね。節約すれば8万円くらいにはできるでしょう。
旅慣れたバイカーはタイでスリリングな旅をしよう!
全然人がいないところを気持ちよく自由気ままに走るのもステキですが、日本では味わえないオリエンタルかつエネルギッシュな雰囲気を体験する旅も最高です。
タイでのツーリングは決して初心者向きではありません。それでも、挑戦してみるだけの価値は十分あります。普通の旅じゃ物足りない、刺激が足りないという方は、タイへGO!