この記事の目次
バイクと言えば、盗難されることの多い乗り物の一つですね。バイクの盗難台数は年々減少傾向にあるそうですが、それでも2014年の統計によると、年間4万台以上ものバイクが盗難被害に遭っています。
筆者も以前、バイクの盗難被害にあった経験があります。ある日突然、いつもの場所からバイクが消えてしまう…あの無力感たるや…。思い出すのも嫌になります。
そこで今回は、一人でも多くのライダーが悲しい思いをしないで済むよう、窃盗犯から愛車を守る方法をご紹介しましょう。
盗難の前兆を見逃すな!
筆者の場合もそうでしたが、盗難被害に遭った方が口を揃えて言うのが、「盗難される前には前兆がある」ということです。
愛車にバイク買取のチラシがついている
まず、愛車にバイク買取チラシがついていたことがあるという方。これは、窃盗犯のマーキングである場合が多いので要注意です。
持ち主がバイクに触れる時間帯や頻度を知るために、チラシを括り付けに来ているという窃盗犯が少なくないそうです。それでなくても、勝手にチラシを括り付けられると良い気分はしませんよね。買い取りチラシには気をつけましょう。
決まった時間にウロウロしてる人がいる(廃品回収車を含む)
続いて、毎日決まった時間に愛車の前をウロウロしている不審人物を見かけたという方。これは、窃盗犯が、今まさに行動に移ろうとしている段階である可能性が非常に高くなります。
可能であれば、普段停めている所とは別の場所に駐車することも検討しましょう。もちろん、上記した盗難防止セットは必須ですよ。
バイク窃盗の9割が10代の衝動的な犯行ですが、残りの1割はプロの窃盗団(複数人)によるものです。
彼らは、昼夜を問わず、かつ大胆不敵にトラックでやってきます。時にはクレーンなどの重機を持ってくる場合もあるとか…。そして「バイクオーナーさんから引き取り修理依頼をいただきましたので運びま~す」と、バイク屋さんのユニフォームを着て、白昼堂々と持ちさるパターンもあるようです。
定番の盗難防止アイテム3つ
愛車を盗難から守る最も手堅い策として思いつくのは、鍵付きのガレージで保管することですね。しかし、実際問題、ガレージを持っている方は少ないことでしょう。そして、これは重要ですが、ガレージで保管をしていても、盗まれるときは一瞬で盗まれます。
それでは、バイクの盗難対策として最善の方法とは一体何なのでしょう。それは、窃盗犯に「このバイクは盗みにくい」と思わせることです。
チェーンロック(ワイヤーロック)
まず、盗難防止の定番アイテムといえば、こちらのチェーンロックです。チェーン型やワイヤー型などが主流で、工業用カッターを使っても切れない頑丈なものまであります。また、バイクロックを複数掛けておくことで窃盗犯に対して「盗難には注意しているぞ!」と警告できる点でも有効です。
なお、チェーンロックがついている側のタイヤをスケボーに乗せて移動させるという手法を使う窃盗犯もいるので、頑丈な柱などに繋いでおくと効果的です。
アラーム付きディスクロック
こちらはアラーム付きのディスクロックになります。ディスクブレーキローターにつけるタイプのロックで、振動が加わった際はアラーム音で周囲に知らせてくれるという優れものです。
バイクカバー
バイクカバーが盗難対策につながる? と疑問に思う方もいると思いますが、充分に効果的なのです。なぜなら、まずは窃盗犯にバイクを見せない(存在に気付かせない)ことこそが、非常に重要な盗難対策術となるからです。もちろんバイクカバー単品ではダメですが、上記したバイクロックを併用することで、盗難防止効果が格段に高くなります。
いかがだったでしょうか。結局、私たちができる盗難対策は、バイクカバー&バイクロックを二重三重に掛け、強固な柱などにバイクをロックし、怪しい前兆に気づいたら、すぐに対策を講じることです。自分の愛車は自分で守るしかありません。盗まれてからでは遅いので、きちんと盗難対策をしておきましょう。