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10代や20代の学生が初めてバイクに乗りたいと思った時に登竜門となるのが保護者の説得。まずここをクリアしなければ憧れのバイクに乗ることは叶いません!
もちろん最初から保護者が賛成をしてくれているというのが理想的ですが、それはかなりのレアケース。多くの場合、保護者に「危険だからダメ!」と取り合ってもらえず、バイクへの気持ちが音をたたて壊れていくのです。バイクを反対している保護者を説得するのは、本当に難しい!ではどうしたら……。
説得方法は、ズバリ!保護者によって違ってきます。まずは保護者の性格を考えて、それぞれに合った攻略方法で平和的に話を進めていきましょう!
筆者も両親に反対されたバイカーのひとりです。そのときの説得や親として子供を見てきた経験から、対策をご紹介します。特に注意したいのは以下の典型的な3タイプの保護者です。
教育ママには資格を強調
子供の頃から勉強や習い事、進学に関してガミガミ。バイクに乗りたいなんて言い出したら「アナタ、何を言っているの?」と真顔で言われそう、なんて思えたらまさに教育ママです。
教育ママは高学歴であれば良い企業に就職でき、子供のためになるとかたくなに思っています。バイクに乗ることにより人脈が広がって人生が豊かになったり、今までに行ったことのない場所へ自由に行くことで人間に厚みが増すなんて1ミリも考えたりしないのです。
バイクってこんなに楽しいんだよ!素敵なんだよ!と感情的に訴えてもダメ。教育ママには少しも響かないのでバイクに乗りたいというよりは、役に立つ免許を取るということから話を進めてみましょう。
アナタが学生ならば尚更。良い企業に就職をする為には1つでも多くの資格や免許を所得しておいた方が有利だと説いてみてください。
それだったら少しは話を聞いてみようという気持ちになってくれるのでは。難関の資格を取るご褒美として認めさせてみるのも手です。
頑固オヤジには気持ちで寄り添って
国民的アニメのように「バカもーん!」と一蹴されて話が終了というパターンになってしまうことが多い頑固な父親には、必ず冷静な状態で話をしましょう。頑固オヤジは自分の考えは全て正しいと思っていて、なぜか絶対的な自信をもっているから厄介です。
そして、最後には「オマエは絶対に事故を起こすに決まっている」と決めつけてくることでしょう。
こんなことを言われたら頭にきますよね。「このクソオヤジ!」と言い返してやりたくなることでしょうけれどここは我慢の子。反抗をしてしまっては逆効果。間違っても途中で話を遮ってはダメです。
「だから」とか「でも」は禁句。ボロクソ言われるかもしれないけれど、最後まで話を聞いた風でいてください。そして一通り話を聞いたら「お父さん、ありがとう。そんなに心配してくれてるとは思ってなかったよ」と言ってみましょう。
激おこ頑固オヤジもきっと拍子抜けするハズです。その後の数日間は、父親と絶妙な距離をとり、しおらしくしてみて。きっとお父さんの方からバイクの話をしてくると思います。そうなればこっちの物。決して食ってかからず、下手に出て話を聞いていれば不器用な頑固オヤジもきっと心を開いてくれます。
すべては子を思う親心から来ているのですから。ゆっくり時間をかけて柔らかく接していくのがポイントです!
ステレオタイプママは周囲を固めろ!
バイク反対親の中のラスボスと言っても過言ではないのがステレオタイプの母親です。すぐに血液型を知りたがる女性に多くみられます(筆者調べ)。
「女なのにバイクなんて」「バイクなんて不良が乗る物でしょ」と先入観で反対をしてきます。こっちは純粋にバイクに乗りたくて話しているのに、バイク=不良とか言われたら話をする気もなくなってくるってもんです。
自分の経験ではなく、先入観のみで会話をしているのでハッキリ言って話になりません。こちらがどんなにバイクの魅力や、不良の乗り物ではないということを伝えても、判ってもらうのは至難の業というもの。
しかし、ステレオタイプママの弱点は学校の先生や習い事の先生、ママが信頼している友人など影響力のある人の言葉です。そういった人から「息子さん、娘さんがバイクに乗りたがってるんだってね。カッコいいじゃないの。若いうちの特権だよ」な~んてことを言ってもらえれば、この人の言葉なら……と気持ちが変わってくれる可能性は十分アリ。
ちょっとハードルは高いかも知れないけれど、勇気を出して学校の先生や母親が親しくしている親戚、友人に相談してみては?
最終手段は無許可で実行だけど……
どんなに話し合いや説得をしても許してもらえない時は、勝手に免許を取ってバイクを買ってしまうという最終手段もあります。これには親も驚き、呆れ、そして賛成とはいかないまでも納得せざるを得ないでしょう。
でも未成年の場合はローン、保険、交通事故など様々な場面で親に迷惑がかかりますし、もう少しオトナになって、自分で責任が取れるようになってからにすべきです。
その間、時間をかけてゆっくりと説得してみてください。
苦労をした分、手に入れたバイクとの時間はかけがえのないものになりますよ!
ライダーの仲間入りをするアナタを応援しています!