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2017年3月から週刊少年マガジンで連載されている、漫画家・和久井健先生によるヤンキー漫画『東京卍リベンジャーズ』。
これまでの不良漫画とは一線を画す「タイムリープ×ヤンキー」という斬新な設定と、個性豊かなキャラクターたちが織りなすアツ過ぎるストーリーが支持を集め、すでにコミックスの累計発行部数は4,000万部を突破しており、TVアニメや実写映画化もされている超大人気作品です。
冴えない元不良の主人公が、大切な人を守るためにタイムリープを繰り返しながら奮闘する姿が胸を打つ綿密に練られたストーリーでありながら、バイクもしっかりと描かれているのです。しかも、作中に登場するバイクがどれも旧車(名車)揃い!
そこで今回は、東卍(東リベ)に登場するバイクについて紹介いたします。
東京卍會の主要メンバーが乗るバイク一覧
今回は東京卍リベンジャーズの主人公が所属する東京卍會のバイク紹介になるので、物語の説明は割愛させていただきます。まだ見たことのない人は、漫画やアニメ、映画をご覧ください!それでは早速バイクの豆知識を交えながら、主人公たち東卍主要メンバーの愛車を見ていきましょう!
主人公・花垣武道のバイクはホンダ「CB250Tホーク」(通称:バブ)
この物語の主人公である花垣武道(はながきたけみち)のバイクは、”バブ”の愛称で親しまれているホンダ「CB250Tホーク」(2代目)。
CB250Tホークをはじめ、CB250N、CB250Nスーパーホーク、CB400TホークⅡ、CB400N、CB400DスーパーホークⅢ、CB400NホークⅢ、これらも”バブ”と呼ばれています。
ちなみにバブの愛称は、マフラー音(エキゾーストノート)が「バーブー」と聞こえることから。タンクの形状から別名”やかん”とも呼ばれることもあります。
無敵のマイキーの愛車も同じく”バブ”
東京卍會の総長である”マイキー”こと佐野万次郎(さのまんじろう)は不良のカリスマで、甘いマスクでありながらとにかく喧嘩が強い!男でも惚れてしまうほどの最強っぷりです。また、愛車は武道と同じく”バブ”に乗っています。(画像は初代CB250Tホークですが、おそらくマイキーも2代目)
CB250Tホークは当時29万9,000円で発売されていましたが、現在では値段が高騰し、中古相場で130〜300万円の間で取引されるほど。東京卍リベンジャーズの影響で、さらに値上がりする可能性もありそうですね!
“ドラケン”こと龍宮寺堅は「ZEPHYER(ゼファー)400」
マイキーの右腕で、副総長の”ドラケン”こと龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん)。愛車は1989年に登場したロングセラーモデルのカワサキ「ゼファー400」。カワサキの代名詞”男カワサキ”は、このバイクのキャッチコピー「男ならカワサキに乗れ」が起源と言われています。
また、発売当初のモデルは「GPZ400F」ベースで、美しく並べられたフィンが魅力的な空冷4気筒エンジンを搭載。高出力がもてはやされた時代にもかかわらず、あえて46馬力に止めており、その理由は「もっと気楽に、カッコよく乗りましょうよ!」といったメッセージが込められていたとのこと。
ちなみにゼファーも高騰しており、発売当初が52万9,000円でしたが現在の中古相場は130〜200万円となっています。
場地圭介のバイクはスズキ「GSX250E」(通称:ゴキ)
東京卍會の創設メンバーで壱番隊隊長を務める場地圭介(ばじけいすけ)は、”ゴキ”の愛称でお馴染みのスズキ「GSX250E」(後期型)。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、同じく壱番隊の副隊長である松野千冬(まつのちふゆ)の愛車も”ゴキ”です。
ちなみに、丸みを帯びたシルエットや純正のブラック×ゴールドカラーがゴキブリを連想させることから「ゴキ」と名付けられ、GSX250EやGSX400Eの後期型を指します。
三ツ谷隆のバイクはスズキ「GSX400F Sインパルス」
創設メンバーのひとりであり、手芸部部長…もとい、弐番隊隊長の三ツ谷隆(みつやたかし)は、スズキ「GSX400F Sインパルス」に乗っています…これはなかなか渋いセレクトですね!
インパルスの初代モデルは「GSX400F」から派生し、ヨシムラと共同開発した4in1の集合マフラーを標準装備するなど、話題を集めました。しかし、誕生したのが早すぎたのか、ネイキッドブームを待たずして短命に終わってしまいます。ちなみに現在の中古相場は、総生産数による希少性からか、200〜300万円とかなり高額となっています。
林田春樹のバイクはホンダ「CBX400F」
参番隊隊長であり創設メンバー、パーちんでお馴染み林田春樹(はやしだ はるき)の愛車は、X字型のエキパイが美しいホンダ「CBX400F」です。
現在の中古価格は驚愕の250万〜700万円…。発売当時は、ツートンカラーで48万5,000円だったので、5倍以上のプレミア価格が付けられています。
河田ナホヤのバイクはヤマハ「RZ250」
肆番隊隊長の”スマイリー”こと河田ナホヤ(かわたなほや)は、”ナナハンキラー”の異名を持つヤマハ「RZ350」の兄弟モデル「RZ250」が愛機になります。
レーサーレプリカブームの先駆けとなるRZ250の高出力エンジンは、リッターあたり140馬力を叩き出すほどパワフル!250ccクラスでありながらも、中古相場は驚きの200万円前後になります。
なお、”イヌピー”こと乾青宗(いぬい せいしゅう)の愛車は、ヤマハ「RZ350」。
東卍はレア車揃い!!
今回は、東京卍會の主要メンバーが乗るバイクにスポットを当ててご紹介しましたが、作中では他にも多くのバイクが描かれていますので、また次の機会にご紹介したいと思います!
東卍はいつでもオマエらの心ん中にいる!