東京オートサロン2024は、自動車(四輪車)のカスタム愛好者にとっての1大イベントで、新年早々の2024年1月12日(金)～14日(日)に幕張メッセで開催されます。

その東京オートサロンにヤマハが初出展するそうで、しかもその展示物がユニークで可愛らしいので、ご紹介していきましょう！

ヤマハの展示物の中心は汎用プラットフォームコンセプト

東京オートサロンは言ってみればカスタムカーの祭典。なのですが、そこにヤマハはご覧の物体を核に初出展します。

この1950年代のGPレーサーのような乗り物、実は「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」と言いまして、1～2人乗りの低速パーソナルモビリティでの活用を想定してヤマハが開発しているEVプラットフォームなのです。パワーユニットにはヤマハ製の電動モーターを、そしてバッテリーには「Honda Mobile Power Pack e:」を搭載しています。

そしてヤマハは、今回の東京オートサロンで”小さなEVを、社会を変える力に。”をテーマに、パートナーと共同開発中のプロトモデル7機種を出展します。

バイク好きが気になるのは”スピードブロック”の「Concept 682」

今回の展示物の中で、バイク好きの方がもっとも気になるのはこれでしょう！1～2人乗りの低速パーソナルモビリティ用電動プラットフォームを活用しているのですが、ヤマハのモーターサイクルを彷彿とさせる“スピードブロック”ペイントが施されています。

ヤマハは「乗る楽しさや所有する喜びを叶えつつ、自分好みのアレンジやカスタムにも応えるホースライド型の4輪駆動電動モビリティ」と説明しています。

イラストからは駆動系の仕組みが読み取れませんので、東京オートサロン2024の会場で実車を確認したいところです。

釣り人が注目するのは「Concept 310」

続いてご紹介するのは、マリンレジャー用途に特化した2人乗り電動ユーティリティモビリティ「Concept 310」です。

フィッシングボートを搭載するトレーラーの牽引が可能であるほか、リアには釣り道具を載せることができる広大な荷台を装備。エアサスペンションやスポーツシート等によるアメリカンカスタムが施されており、小型軽量e-Axleの搭載により高電費を実現するそうです。

農家さんには「Concept 451」

ヤマハらしい楽しさを採り入れた農地・中山間地向けの1人乗り電動モビリティが「Concept 451」です。

農地や中山間地での作業を楽しく、そして軽快に行うことができる力強さと機動力をあわせ持ちます。パワフルな動力性能を与えることで、農地や不整地での移動のみならず、牽引作業も行うことができる、といいます。

乗員を保護するセイフティバーの装備が、ヤマハの本気度をうかがわせます。

2023年秋に開催されたジャパンモビリティショーにて、スズキは特定小型原付のコンセプトモデルを発表しました。

「Concept 451」はより大きな車両区分(小型特殊)に入りそうですが、いずれにせよ電動モビリティの新たな可能性を切り開いてくれそうな予感がします！

子育てファミリーには「Concept 291」

都市生活における便利でスタイリッシュな移動手段として、幅広い年齢層の新たなライフスタイルにも応える近未来的都市型3輪パーソナル電動モビリティ「Concept 291」も展示されます。

北欧風のモダンなデザインに加え、ヤマハ得意のリーン機能を付与することで走行性を確保し、さらにIoTとの融合により利便性も高いそうです。

これもどんな仕組みになっているのか実車で確認したいですね。

都市部の移動には「Concept 160」

「Concept 160」は自由な魅力を纏ったミニマムサイズ の1人乗りオフロード電動モビリティです。

ユニセックスかつ都会的なセンスに加え、自然を愛する気持ちや自由な心を表現したスタイリングが特長。各種機能を備えた発光LEDストライブを装備するそうです。

リゾート向けモビリティ「Concept 350」

最後にご紹介するのはリゾート向けモビリティ「Concept 350」です。

ヤマハは「風を切る爽快感が味わえるリゾート向け1人乗り電動モビリティ。スタイリッシュなデザインと卓越した操縦安定性に加え、十分な積載スペースによりリゾート施設内での自由な移動を実現」と言いますが、シニアカーまたはゴルフカートを連想させるデザインが気になるところ。

バイク好きも東京オートサロンに行く価値あり！

今回は、東京オートサロンに初出展となる、ヤマハの展示物をご紹介しました。カスタムフリークが好む様なモーターサイクルではありませんが、どのEVモデルも興味深いものばかりでしたね！

クルマ好きはもちろんのことバイク好きの方も、ぜひ東京オートサロン2024に足を運んで、最新のEVモデルをチェックしてみてください！