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毎年夏に多くのライダーが目指す場所、それがライダーの聖地こと「北海道」です。
何時かは愛車と行ってみたい場所として、北海道は常にライダーの憧れであり、日本最高峰のツーリングスポットです。地平線まで続く道と、数々の名キャンプ場、北の大地の美味しいご飯と温泉が、今年もライダーの訪れを待っています。
今回は、そんな北海道において、ライダーなら絶対に走るべき道を紹介していきます。
眼下に広がる圧巻の樹海「国道273号線:三国峠」
北海道の屋根こと「大雪山」を貫く「国道273号線」は、道内最高所の「三国峠」を抜ける、絶景山岳ワインディングロードです。
緩やかなカーブが連続する、とても走りやすい道で、初心者から上級者まで、誰でもワインディングを楽しむことが出来ます。峠付近にある「松見大橋」では、眼下に広がる圧巻の樹海の景色に、思わずアクセルを開ける手が緩んでしまいます。
ここの景色は多くのバイク雑誌に掲載されており、まさにライダーならマストな場所です。
日本一広い公共牧場「ナイタイ高原牧場」
酪農が盛んな町、上士幌町にある「ナイタイ高原牧場」は、公共の牧場としては日本一の広さを誇る場所です。
その牧場内を貫く「道道806号線」は、見渡す限りの牧草地の中を愛車と走れる、気持ちの良いワインディングルートです。ゴールにあるレストハウスでは、十勝平野を一望できる絶景と、名物のソフトクリームがライダーを待っています。
なお、道の入り口にはゲートがあり、走れる時間が決まっているので注意しましょう。
積丹ブルーの青さに感動「積丹半島」
小樽の西にある「積丹半島」では、まるで南国の海のような、透き通った青い海を見ることが出来ます。
そして、その名も「積丹ブルー」と呼ばれる青い海を見ながら走れるシーサイドルートが「国道229号線」です。ひたすら積丹半島の海沿いをトレースするルート上には、北海道屈指のパワースポット「神威岬」があり、ここの海の青さは、まるで吸い込まれそうなほどに美しいです。
また、積丹半島の道の途中にある食堂「みさき」のウニ丼は絶品です!
迫ってくる羅臼岳「知床横断道路」
界遺産の知床半島を横断する「国道334号線:知床横断道路」は、西と東で路面状況が大きく異なる、一粒で二度美味しい道です。西のウトロ側では、穏やかなカーブが続く中高速ワインディング、東の羅臼側では、タイトコーナーが続くテクニカルなワインディングになっています。
両者は道の頂上である「知床峠」を境に変化しますが、唯一両者に共通しているのは、日本百名山の「羅臼岳」が迫ってくることで、これが他では味わえない「非日常感」を演出してくれます。
地平線に向かってひたすら走る「オロロンライン」
地平線まで続く真っ直ぐな道を、ただひたすら愛車と走りたい!そんなライダーの夢が叶う場所が、天塩町と稚内を結ぶ「道道106号線:オロロンライン」です。
距離にして約70km,信号もガードレールもない道が、延々と地平線めがけて続く道は、日本広しとも言えども、恐らくここだけです。天塩町側にある「オトンルイ風力発電所」と、稚内に近づくにつれて大きくなる「利尻岳」の景色は、完全に日本離れしています。
ライダーの聖地「北海道」には、本州では考えられないようなスケールの道が沢山あります。
今回紹介したのは、あくまで一部の道なので、あとは実際に北海道に行って、自分と愛車の目で確かめてみましょう。