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いつもとは違う場所で、愛車との走りを楽しめるツーリングは、ライダーなら誰でもテンションが上がる遊びです。
しかし、日常とはかけ離れた場所で、バイクで長距離を走ることになるので、ツーリングはいつも以上に疲れやすい環境であるとも言えます。
疲れでせっかくの休日を台無しにしないためにも、今日から誰でも簡単に実践できる、ツーリングにおける疲労軽減テクニックを紹介していきます。
バイクのレバーやペダルの位置を調整する
バイクのクラッチレバーやフロントブレーキレバー、チェンジペダルやリアブレーキペダルなど、これらのライダーが実際に手や足で操作する箇所は、位置の調整が可能です。初期状態では平均的な位置に調整されているので、これが各々のライダーに合っている場合と合っていない場合があります。
なんとなくレバーの位置が遠い、シフトチェンジがやり難いなど…… 普段からバイクの操作に違和感を感じている場合は、これらの位置調整を行うことで解決できる可能性があり、劇的にツーリングの疲労を抑える事が出来ます。
よほど特殊なマシンではない限りは、位置調整は自分でやることも出来ますし、バイクを購入したショップなら大抵は無料で調整してくれます。
バックパックは極力背負わないようにする
ツーリングでバックパックを愛用しているライダーは多いですが、どんなにバイク用としてフィット感が高いものでも、やはり「背負わない事」が一番の疲労軽減テクニックです。
愛車の積載スペースの都合はあるとは思いますが、大きな荷物は極力シートバッグやサイドバッグ、ハードケースなど、バイクに積載するバッグに入れておくのがベストで、貴重品などはウエストバッグやチョークバッグなど、ライダーの負担が少ない小柄なバックに入れておきましょう。
また、オフロードバイクでの林道ツーリングなど、どうしてもバックパックを使用する場合は、極力重量物を入れないように心がけましょう。
バイク用のウエストベルトを活用する
ツーリングはバイクで長距離を走ることになるので、どうしても腰やお尻に痛みを感じるケースが出てきます。特に前傾のキツいスーパースポーツ系バイクに乗るライダーにとっては、この問題は死活問題とも言えます。
そこでオススメするのが「バイク用のウエストベスト」の装着で、これがあると無いとでは腰とお尻の疲労(痛み)が全然違います。腰がしっかりとベルトでサポートされていると、お尻へかかる力も分散されるようになるので、結局は腰とお尻の両方の疲労を軽減する事が出来ます。
ツーリング中はこまめに休憩を取る
これがテクニックかよ!と思うかもしれませんが、ツーリング中は確実にライダーのテンションが上がっているので、自分の体の疲れに気付かない事が多いです。理想としては1時間に1度くらいは休憩を入れるのがベストで、可能であれば簡単なストレッチをすると疲労がより軽減されます。
あともうちょっと走ったら休憩…… ではなく、時間や距離で区切って、こまめに休憩を入れた方が疲労を抑える事が出来ます。
ツーリング中にライディング以外の事をする
せっかくバイクで見知らぬ場所を走っているなら、ライディング以外の楽しみも満喫してみましょう。最もオススメなのは「歩く事」で、バイクを降りて歩く事が、結局はツーリングの疲労軽減に繋がります。
ツーリングにおける疲労の原因の大半は「長時間同じ姿勢でバイクを運転している」ことなので、歩いて体をほぐす行為は疲労軽減に有効です。また、バイクを降りて観光地を歩いてみたり、軽めのトレッキングをする事で、ツーリングにメリハリも出てきます。
今回のまとめ
自己流で楽しむのもツーリングの醍醐味といえば醍醐味ですが、いまいちど基礎的なテクニックを振り返るとグッと楽になるかもしれません!せっかく楽しみにしていた週末のツーリング、疲れを溜めないテクニックを駆使して、最後までたっぷりと満喫しましょう。