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トラックの後ろについて走っていると、三角形のリフレクターが付いている車両を見かけませんか?
これって何なのでしょう? 今回は、この三角リフレクターの謎に迫ってみたいと思います。
付いている車両と付いてない車両があるぞ!
似たようなサイズのトラックなのに、付いている車両と、付いていない車両がありますね。謎は深まります……。
実は、後続車にトレーラーであることを知らせるための証でした!
実はこの三角形のリフレクターは「トレーラーであることを後続車に知らせるためのもの」でした(ちなみに荷物を積む後ろ側がトレーラー。トレーラーの前側の引っぱり側はトラクターと呼びます)。
画像のように”黄色に赤枠の長方形の反射板”と”赤い三角の反射器”の両方を付けていれば大型トレーラーの証です。なお、三角がなくて黄色に赤枠の長方形の反射板だけの場合は、4t車を含む大型トラックです。
「全長18m 死ぬ気で追い越せ!」のステッカーは伊達じゃない
なぜこのように三角形や四角形のリフレクターを付けているのかというと、後の車両が追い越しをかける時に、”全長が長い大型トレーラー”であることを先に認識してもらうためです。片側1車線で追い越しをかけたら、意外に長いトレーラーで焦った経験のある方も多いのではないでしょうか?
大型トレーラーによく貼られている「全長18m 死ぬ気で追い越せ!」のステッカーは伊達じゃないですね!
別の意味もあるぞ!
自走車両とトレーラーを引いている車両とではブレーキの掛かり方や旋回時の動きにも違いが出ます。そうしたことを後続車に知らせるという意味もあり、表示されているのですね。
ちなみにトレーラーは、三角リフレクターが付いていないと車検も通りません。
三角リフレクターは正しく使いましょう
トレーラーには取付義務がある諸々の後部反射器ですが、原動機付自転車用のトレーラーや、リヤカーを引っ張る自転車にはその義務はありません。裏を返すと、トレーラー以外に三角形の反射器を取り付けてもいけません。
ということで、三角リフレクターは正しく使いましょうね!