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BMWは、噂通りインターモトに「R Nine T Racer」というカフェレーサー・モデルを投入してきましたが、トライアンフが「カフェレーサーの本場はイギリス!」と言わんばかりに応戦しました。
それを含めて、トライアンフが興味深いニューモデル3車種をリリースしましたので、ご紹介しましょう!
Street Cupはスラクストンの血を受け継ぐストリートツイン!
こちらがストリートツインのカテゴリーに新たに加わったカフェレーサーモデルの「Street Cup」。そのベースとされたのは、名前からお分かりいただける通り、900cc並列2気筒エンジンを搭載した「ボンネビル・ストリートツイン」。そのユニットを用いて、スラクストン譲りのレーシーなカフェレーサースタイルに仕上げてきました!
カフェレーサーの必須装備であるシングルシートに加えて小さなスクリーンを装備しています。ちなみにシートカウルは取り外しも可能なのでタンデムもできます。また、スラクストンRスタイルのフットペグが標準装備されています。
シンプルなスクリーンですが、カフェレーサー気分を盛り上げるには適した装備。また、スラクストンから受け継がれたヘッドライトマウントが、よりアーバンテイストなカフェレーサーの雰囲気を盛り上げます。ハンドルバーもストリートツインより低めの専用ハンドル(Aceスタイルバー)が装備されており、ミラーはバーエンドタイプを搭載しています。
メーカー発表では「2つのファスナーでカンタンに取り外し可能」と断言しているのですが、そうは見えない本格的な作りです!
前後サスペンションやブレーキ類はストリートツインと同様ですが、ホイールベースが20mm延長され、シート高もカフェレーサー風味に若干上げられています。
スペシャルなモデルだけにカラーリングも凝っています。ここまで紹介してきたレーシングイエロー / シルバーアイスのほか、上記のジェットブラック / シルバー・アイスという2タイプのツートンカラーをラインアップしています。
しかも、この「Street Cup」、日本での販売も行われます! 販売開始日こそ未定ですが、車両本体価格はストリートツインよりも20万円高い119万9,500円(税込)です。
Bonneville T100 / T100 Black
もう2車種のニューモデルが左の「Bonneville T100」と「Bonneville T100 Black」。両車は、ボンネビルの美しいデザインを採用しつつ排気量を900ccとしたエントリー・モデルという位置づけ。1,200ccの「T120 Bonneville」ほどの性能を求めない、けれどイギリス伝統のクラシカルなデザインが好き、という方に向けたモデルです
カラーラインアップが少々込み入っていますので、ご紹介しておきましょう。
まず、「T100 Bonneville」は3色。
これらが「T100 Bonneville」です。
一方、前後ホイール、エンジンのカバー類、排気系などがブラックアウトされたモデルが下記の「T100 Bonneville Black」。
写真では分かりにくいのですが、外装類の光沢の有無により、「ジェットブラック」と「マットブラック」の2カラーがラインアップされています。
「T100」と「T100 Black」は、エントリーモデルとしては勿論、カスタムベースとしても期待が高まります。と申しますのも、両車ともに車両本体価格が115万0,500円(税込)と、「T120」より30万円お安いのです!
ブリティッシュモーターサイクルファン拡大に繋がるに違いない、魅力的なニューモデル3車種。早く日本でお目に掛かりたいものです!