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フォーライドで過去に何度かご紹介しているニュージーランドのバイクメーカーUBCOが、電動バイク「2×2」の2023年モデルを発表しました。既存のスタンダードモデルに比べ、アドベンチャー色が強くなったスペシャルエディションを見てきましょう!
2×2 スペシャルエディション
「2×2」は公道走行が可能な電動バイクとして、2016年頃に母国ニュージーランドで100台限定で発売されました。主に観光ツアーなどの現場で使われる実用車として開発されましたが、デザイン性や実用性の高さから注目を集め、今ではオーストラリアやアメリカ、EUなどに販売網を拡大するほど大成功を収めました。
そして、こちらのアドベンチャースタイルに仕上がった「2×2 スペシャルエディション」が今回の主役です。
2×2 スペシャルエディションはモーターを中央に配置しているので重心が安定しており、傾斜地でも直立姿勢を維持しやすく、ハンドリングも軽やかで操作性にも長けています。また、フロント130mm、リア120mmのサスペンションはプリロード&リバウンド調整機能を有し、あらゆる衝撃を緩和。地形や積載物の重量に応じて車高を調整すると、より安定性を向上させることができます。
そして、前後には17×2.75 インチサイズのマルチユースタイヤを装着することで、舗装路から悪路に至るまでしっかりと路面をグリップしてくれます。なにより、フロントとリアに設けられたアイコニックなラックと、中央の収納スペースが最大の特徴と言えましょう。
2×2 スペシャルエディションのディテール
シートとハンドルの中間にはセンターキャリーオール(メイン収納スペース)が設けられており、広々とした空間はバックパックを丸ごと入れることができます。
モバイルコクピットには振動を軽減してくれるPeak Design製のスマホマウントが完備されており、スマホをセットすることでナビとして活用することができるほか、危険な片手運転を防止することに一役買っています。
荷物を固定するのに最適なオレンジ色のストラップは、柔軟性に富んだ便利な”ジャイアントループプロングホーンストラップ”です。こちらはありがたいことに標準装備として2本付いてきます。
2×2 スペシャルエディションにはUBCOオリジナルの、脱着が可能な耐候性バッグが標準装備で付いています。このバッグがとにかく優秀で、全天候向けの素材と止水ファスナーを採用しているので突然の雨でも中身が濡れる心配もありません。日常での買い物はもちろんのこと、旅の荷物やキャンプ道具をまとめるのにちょうどいいサイズ感も計算のうちでしょうか。
前後のハブには回生ブレーキシステムが導入されており、油圧ブレーキと連動して作動します。また、油圧ブレーキは制動性に優れたDOT規格を採用し、240×2.7mmサイズのローターと組み合わせることで確実なストッピングパワーを発揮します。
シリアルナンバー付き
特別モデルの証として、2×2 スペシャルエディションにはシリアルナンバーが刻印されています。ただの量産品ではなく、世界に一台だけのオンリーワンバイクというのは嬉しいものですね!
航続距離は最大で120kmを可能としているので、遠出をすることも充分に可能です。また、非常にタフに作られているので衝撃や耐水性も強く、2WD(前後輪駆動)によるトルクフルな走りは探求心と好奇心をくすぐります。2×2 スペシャルエディションは日常の移動を楽しくしてくれるだけではなく、キャンプや釣りなどの、バイク+αの趣味を引き立ててくれる最高の電動バイクではないでしょうか!
「2×2」スペシャルエディションのスペック
最高速度 | 50km/h |
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航続距離 | 120km |
最高出力 | 3.1kW |
車両重量 | 本体:52.7kg +バッテリー:70.7kg |
全長×全幅×全高(mm) | 1,820×820×1,040 |
ホイールベース | 1,215mm |
シート高 | 815mm |
タイヤサイズ | 17×2.75 マルチユースタイヤ |
価格(税込) | 6,999ドル(日本円:約95万3,500円) |