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イギリスの名車ヴィンセント。「ブラック・ライトニング」や「ラパイド」など、今手に入れようとすると数千万円する名車中の名車…ではなく、実はヤマハ「XV1100ビラーゴ」をベースとしたカスタムバイクなのだ!
ブラックライトニング風ビラーゴ1100
ヴィンセント特有の優美な雰囲気を感じさせるこちらのビラーゴ1100をカスタムしたのは、アメリカはフロリダに店舗を構えるHAGEMAN CYCLESのGreg Hageman氏。彼はXS650やBOLT、CX500など日本のオートバイを主にベースにカスタムするビルダーで、中でもヤマハ「ビラーゴ」のカスタムを得意としている。
「VINAGO」と名付けられたこのマシンは、フレームの再構築はもちろん、エキパイの左右出しや、フォークカバーなど、徹底してカスタムされている。また、ビラーゴ1100は本来キャストホイールだが、スポークホイールへと変更することで、より一層ヴィンセントっぽさを演出している。
オーナーはビリー・ジョエル氏
なんとこちらのバイクのオーナーは、『ピアノマン』や『オネスティ』などの名曲でも有名な、アメリカの大御所シンガー、ビリージョエル氏なのだ。彼はオートバイコレクターとしても有名で、自身のお店「20th Century Cycles」には、ストックのインディアンやハーレー、本物のヴィンセントも所有している。ちなみに、このお店はバイクを売っているのではなく、一部パーツと小物類の販売のみで、基本的にはビリーファンのためのコミュニティーセンター的な場所だ。
ちなみにこちらがビリー・ジョエル氏のお店「20th Century Cycles」。
動画の中でビリー氏のコレクションにヴィンセント「RAPIDE」も登場するが、そんな歴史的な名車をもっと気軽に乗りたいというビリー氏の希望で製作された車両が「VINAGO」だ。
ビリー氏のお店「20th Century Cycles」で、是非ともVINAGOの実車とヴィンセントを見比べてみたいものだ。