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外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

「外車って高そうだし、なんか手を出しづらい……」そんな漠然としたハードル感じてませんか?

でも、オフロード車で有名なオーストリアのメーカー「KTM」なら大丈夫。ディーラーネットワークだって日本全国に整っていますし、意外と手軽に乗れちゃうんです!たとえ大型のモデルでも比較的軽量で取り回しがしやすいので、バイクデビューを飾る一台としても最適。小柄な女性だって、KTMなら選択できるモデルの幅が広がります。

そんなKTMの魅力を、メーカーの特徴からおさらいしておきましょう。

 

数々のレースで実績を上げている「KTM」

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

KTM「890 DUKE R」

オレンジを差し色としたオシャレなデザインのバイクで知られるKTM。同クラス同ジャンルでも他メーカーに比べ軽量な高性能モデルを数多くラインアップしています。しかも国産車と変わらない価格帯を保っているというのがうれしいところ。

設立は1934年と90年近い歴史があり、もともとは1日に数台のバイクを製造している程度の小規模メーカーでした。転機となったのは1954年。オフロードバイクを中心に本格的にバイク製造を始めたことを皮切りに、ダカールラリーやモトクロスの世界選手権などオフロードの世界大会へ積極的に参戦していきます。結果、数多くのタイトルを獲得し、いまやオフロード好きの間では知らぬものはいないほどの存在感を放つメーカーにまで成長しました。

近年ではオンロードにも力を入れており、2020年には世界的な一大バイクレースMotoGPで初優勝。オン・オフ問わずレース好きの熱い視線を集め続けています

 

豆知識:「KTM」ってなんの略?

ちなみにKTMは、正式名称 “Kraftfahrzeug Trunkenpolz Mattighofen”(クラフトファールツォイク・トゥルンケンポルツ・マッティクホーフェン)の頭文字からとった名称。う~ん、長い!

クラフトファールツォイクは乗り物の製造、トゥルンケンポルツは創業者の名前(ハンス・トゥルンケンポルツさん)から、マッティクホーフェンは創業したオーストリアの都市の名前です。

 

日本語では “マッティクホーフェンにあるトゥルンケンポルツさんの乗り物製造所” といったところでしょうか。訳すとなんだか可愛いネーミングに思えてきますね。

途中で主要株主がクローノライフ氏となったことから、クラフトファールツォイクがクローノライフと変わり、”Kronreif Trunkenpolz Mattighofen” となっています。

もし主要株主がKで始まる人じゃなくなったら、「KTM」はその時点でなくなっていたかもしれませんね……。

 

オフはもちろん、スポーツやツアラーまで色とりどりなラインアップ

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

レースでの実績を象徴するかのように、オフロードがメインとなっているKTMですが、オンロードでも軽さを武器にした魅力的なモデルをラインアップしています。その代表格ともいえるものをジャンルごとに取り上げると下記のとおりです。

 

レースで熱い支持を集めるオフロードモデル「250 SX-F」

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

KTM 250 SX-F

KTMを代表するオフロードモデルが4ストローク・250ccエンジンを搭載した「250 SX-F」です。滑らかで力強いエンジン特性もあり、モトクロスのレース参戦用として、世界中で多くのオフロード好きに選ばれています。実際、その実力はモトクロス世界選手権で9シリーズ中8シリーズの優勝をかざったマシンであることからも証明されています

 

250 SX-F主要諸元

車両重量:99kg
エンジン型式:4ストローク単気筒
総排気量:249.9 cc
価格:113万4,000円(税込)

 

過酷なラリーにも耐えうるアドベンチャーモデル「1290 SUPER ADVENTURE R」

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

KTM 1290 SUPER ADVENTURE R

KTM独自にTRAVELと呼称しているのが、悪路から高速道路まで安定した走りを見せるアドベンチャーモデル。排気量別に390cc、690cc、790cc、1290ccの4タイプに分かれています。そのフラッグシップともいえるのが、「1290 SUPER ADVENTURE R」。その実力は”世界一過酷なレース”といわれるダカールラリーにも十分耐えうるほど。まさに「冒険」のための一台です。

 

1290 SUPER ADVENTURE R主要諸元

車両重量:217kg
エンジン型式:4ストローク2気筒
総排気量:1,301cc
最高出力:140ps
最大トルク:140N・m
価格:218万9,900円(税込)

 

KTMのスタンダード・ネイキッドモデル「1290 SUPER DUKE R」

DUKEシリーズは自然なライディングポジションで乗れるネイキッド。DUKEには125ccから1290ccまで全部で6モデルあり、いずれもトップクラスの軽量さを誇っています。

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

KTM 1290 SUPER DUKE R

フラッグシップの1290 SUPER DUKE Rでも車重はわずか189kg!教習所でおなじみのCB 400SUPER FOURの車重が200kgを超えることうを考えれば、驚異的な数字です。そこに最高出力180psなんていう車重とほぼ同じ数値のパワーが合わさるわけですから、その走りの過激さがうかがいしれますね……。

 

1290 SUPER DUKE R主要諸元

車両重量:189kg
エンジン型式:4ストローク2気筒
総排気量:1301cc
最高出力:180ps
価格:217万9,000円(税込)

 

2人乗りでも快適なスポーツツアラーモデル「1290 SUPER DUKE GT」

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

KTM 1290 SUPER DUKE GT

ロングツーリングを楽しめるスポーツツアラーモデルモデルだってきちんとラインアップしています。それがネイキッドモデルの1290 DUKE Rをベースにした、「1290 SUPER DUKE GT」。よりゆったりとしたライディングポジションへの変更やクッション性の高いシートの装着など、2人乗りでも1日中走行できるような安定感と快適性を確保しています。もちろん、ひとたびアクセルをひねればエンジンが牙をむいて猛威な加速を生み出す野生はそのまま。スポーツ走行からロングツーリングまで様々なシーンで楽しめる懐の深いモデルです。

 

1290 SUPER DUKE GT主要諸元

車両重量:209kg
エンジン型式:4ストローク2気筒
総排気量:1301cc
最高出力:175ps
価格:236万円(税込)

 

ここまではKTMのフラッグシップモデルを中心にご紹介してきたので、「やっぱ外車って高いや……」と感じたかもしれません。

お待ちください、ここからがこの記事の本番!手が出しやすいエントリーモデルもちゃんとありますよ。

 

50万円台〜でOKなKTMのエントリーモデル

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

KTM 125 DUKE

もっとも手を出しやすいのが、AT小型限定二輪免許で乗れる「125 DUKE」です。排気量はわずか125ccですが、390 DUKEと共通のフレームが使われていたり、ブレンボブランドのひとつBYBRE製ブレーキ(ABS付き)が使われていたりと仕様は本格的!小排気量モデルであっても手を抜かない、生真面目な職人気質のKTMの精神が形となっているエントリーモデルです。

初心者バイカーがステップアップしていくための最初の一台として、またリターンライダーがかつての勘を取り戻すための一台としておすすめしたいKTMです。

 

125 DUKE主要諸元

車両重量:139kg
エンジン型式:4ストローク単気筒
総排気量:125cc
最高出力:15ps
価格:52万5,000円(税込)

 

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

KTM 390 DUKE

もう少し懐に余裕があれば、ぜひオススメしたいのが普通自動二輪で乗れる「390DUKE」です。かなりバランスに優れたモデルで日本の公道に最適なんじゃないかと思うほど。コンパクトな車体と必要十分なパワー、そして優れたコーナリング性能とが相まって、“コーナリングロケット”の愛称で親しまれています。”操る楽しさ”を思う存分味わえる一台です。

 

390 DUKE主要諸元

車両重量:149kg
エンジン型式:4ストローク2気筒
総排気量:373cc
最高出力:44ps
価格:64万1,000円(税込)

 

軽くて高性能!おまけに手が出しやすいと三拍子揃ったKTM

外車だからって敷居が高くない!KTMの魅力って?

トップクラスの軽量さを誇り走行時の軽快さとバランスのよい車体から生まれる安定感によって、ストレスのない走りが楽しめるKTM。意外なほど日本車と価格差もないですし、ラインアップだっていろいろなニーズに応えてくれるほど充実しています。外車だからといって遠巻きに見てるだけじゃもったいないですよ!

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