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冬はどうしてもバイクに乗る頻度が減ってしまいがちですが、雪国では積雪で「物理的に」乗れなくなってしまいます。少なくても3〜4ヶ月くらいはバイクに乗る事が出来ないので、冬でもバイクに乗れる地域のライダーからすれば「一体その間どうしてるの?」と、素朴な疑問を抱いてしまいます。
そんな、知られざる雪国ライダーの冬の期間におけるバイクとの関わり方を解説していきます!
バイクを春まで冬眠させる
雪が降ってはバイクに乗れないので、春まで愛車を冬眠させる…… これが最もポピュラーな雪国ライダーの越冬方法です。もちろんバイクに乗れることなら乗りたいのは山々ですが、雪国では冬はウインタースポーツなどの別な趣味を楽しむライダーが多いです。
主なバイクの冬眠方法としては、自宅にガレージがある場合はそこで保管、無い場合はバイクショップの「冬季保管サービス」を利用することになります。この「冬季保管サービス」は雪国ならではのサービスで「春までの愛車の保管+洗車+点検」がセットになっています(相場は2万〜3万円位)
バッテリーを外して新聞紙に包んで保管する
バイクを自宅で冬眠させるライダーは、車体からバッテリーを外して新聞紙に包み、押し入れなどに閉まっておく場合が多いです。比較的冬でも暖かい地域では、バッテリーのマイナス端子を外すだけでもOKですが、気温が低い雪国ではバッテリーが傷みやすいので、外して保管が基本です。
さらにプラスして、定期的にバッテリーを補充電しているライダーも多いです。バッテリーは一度上げてしまうと極端に性能が落ちてしまうので、雪国ライダーは乗れない期間のバッテリー管理に細心の注意を払っています。
任意保険の契約を最低維持契約に変更する
積雪でバイクに乗れない期間は、任意保険が無駄金となってしまうので、最低限の契約に変更して保険料を節約するのが雪国の常識です。一度保険を解約して、春に再契約するという方法もありますが、その場合は保険の等級がリセットされてしまうので、大抵はかえって割高になります。
例えば、対人・対物保証を無制限ではなく最低の金額に変更したり、特約系を全て外すなどの変更を施せば、月額1,000円以下で保険と等級の維持が可能です。
スパイクタイヤを装着して冬でも走る
雪が降ってもバイクに乗りたい、冬眠なんて絶対にしない!雪国にはそんな頭のネジが若干外れてしまった(?)ライダーも一定数存在します。
愛車にスパイクタイヤを装着させて、圧雪路面でも気にせずバイクで走るライダー、敢えて雪が降った山道にアタックするオフロードライダーなど、その楽しみ方は千差万別です。
北海道では毎年、年越しを宗谷岬で迎える「年越し宗谷岬ツーリング」が、夏だけでは我慢出来ないツーリングライダーの定番行事になっています。
暖かい地域でバイクを保管して好きな時に走りに行く
LCCの普及により、飛行機での移動が気軽になった現代型の雪国ライダーの過ごし方として、愛車を冬でもバイクに乗れる地域に保管しておいて、好きな時に走りに行くという方法があります!
例えば、北海道に住んでいるライダーが、雪が降る前に九州ツーリングに行き、愛車は現地のレンタルスペースなどを契約して置いて帰る、その後は好きな時に飛行機で現地に行って走りに行くという方法です。
温暖な地域に実家がある場合は、冬の間は実家で愛車を保管するライダー、そのほか友人や知人に保管を頼むライダーなど、近年この方法を使って冬でもバイクに乗る雪国ライダーが増えています。
今回のまとめ
1年中バイクで走れる地域に住んでいるライダーとは違って、雪国ライダーは走れる期間が決まっているので、その期間をどう乗り切るか?がポイントになります。首都圏に住んでる方も応用できるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!