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ただの懐古趣味に留まらないヤマハのネオレトロとして人気を集め続けている「XSRシリーズ」。国内では700/900と大型のみの展開で、普通自動二輪免許のみの初心者バイカーには手の届かない存在でした。
でも、海外なら別。タイでは末弟となる「XSR155」が登場しているんです。しかもすでに日本へ上陸している上に、新車でたったの40万円弱と聞いたら、かなり興味が湧いてきませんか?
小ぶりながらシリーズ共通のカッコよさはそのまま
まず見てわかるのが、兄貴分のXSR700/900に通じるスポーツヘリテージスタイルが貫かれていること。フレームこそ有機的な形状からシンプルに変更されていますが、よくイメージを踏襲しています。小排気量な分コンパクトといっても、ホンダ「CB250R」やヤマハ「MT-25」といった250ccクラスのスポーツネイキッドと同等の大きさはあるので、所有感も十分です。
個人的に、いい差別化になっていると思うのがシートの形状。旧車のネイキッドに多いタックロールタイプになっているので、よりクラシカルな雰囲気が演出されています。
クラスを越えた豪華装備
ちなみに搭載されているエンジンは155cc単気筒で、最高出力19.5psを発揮します。国内では250ccクラスがライバルとなることを考えると、ちょっと心許ない印象ですが、車重は134kgと125ccクラス程度。パワーと軽さのバランスで考えればちょうどいいといえそうです。
しかもクラッチレバーの操作が軽くなるアシスト&スリッパークラッチも搭載。国内でも中型クラスのスポーツモデルを中心に採用されていますが、そちらは軒並み60万円台……。XSR155のコスパよすぎでしょ!
さらに足回りにはゴールドカラーが目を引く倒立フォークにリアのモノショック、XSRシリーズ共通のパターンをもったアルミキャストホイールと豪華なパーツがづらり。クラス以上の走りが見込めます。
メーターに至っては、クラシカルさと機能性が同居したサークル形状のデジタルメーター。速度や回転数だけでなくギアポジションだって表示可能です。
セカンドバイクとしても、初心者の最初の一台としてもかなりオススメなXSR155はバイク館SOXで販売中。展開されている4種類のカラーリングはそれぞれかなりイメージが異なるので、自分のファッションと合わせて選ぶ楽しみだってありますよ。
タイヤマハ XSR155主要諸元
全長×全幅×全高:2,000× 805× 1,080mm
最低地上高:mm
シート高:810mm
最小回転半径:m
車両重量:134kg
エンジン型式:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
総排気量:155cc
最高出力:19.3ps/10,000rpm
変速機:6速マニュアル
燃料タンク容量:10L
タイヤサイズ:前 110/70-17/ 後 140/70-17
価格:39万9,000円(税込)