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BMWやドゥカティ、トライアンフと魅力的なカフェレーサーが続々と登場している今秋のモーターショー。その波に乗り遅れることなく、ヤマハがやってくれました!
イタリアのチューナー「アバルト」とのコラボレーションモデルとして、カフェレーサー「XSR900 Abarth」がリリースされます。
XSR900 Abarth
これが、その「XSR900 Abarth」。モデル名からお分かりいただける通り、「XSR900」をベースとしたメーカー製カフェレーサーです。
イタリアの老舗チューナー「Abarth(アバルト)」とのコラボレーションモデルでもあり、限定695台の販売となります。プレミアム・カフェレーサーという位置づけですね。
メーカーとしても、新たな試みであり挑戦的な戦略を感じさせてくれます!
一見して、小振りなカウルとシングルシート、低くセットされたセパレートハンドル、そして「いかにも!」といった雰囲気漂う排気系に目を奪われます。
ヤマハ製カフェレーサー!
良く見ると、この小振りなフロントカウルはカーボン製! 低くセットされたセパレートハンドルとのマッチングも完璧です。さすがメーカー製カフェレーサー!
そして、リミテッドエディション(限定生産)の証であるナンバリングプレートと、ガソリンタンクには「ABALTH」の文字が見えます。
プレミアム・カフェレーサーに相応しいスウェード調のシートレザーを採用。なんと、よくみるとシートカウルもカーボン製です!
ナンバープレートホルダーの処理に苦心した跡が見えますね…。本当はリアフェンダーの直後に着いていたように見えます。
シングルシートカウル&テールライトはクラシカルな路線に走らず前衛的なデザイン。好みの分かれる部分ですが、挑戦的な姿勢は◎でしょう。
排気系には、プレミアム感をさらに盛り上げるアクラポビッチ製フルチタンが採用されています!
XSR900 Abarthの日本導入はあるのか?
日本メーカーとしては極めて珍しい、カスタム車両テイスト満載のプレミアムカフェレーサー「XSR900 Abarth」。その日本導入はあるのか?(最近こればかりですが…)。
更なる朗報が入りましたら、続報としてお知らせしましょう!
XSR900 Abarth のスペック
- 全長×全幅×全高:2,075×815×1,140mm
- ホイールベース:1,440mm
- シート高:830mm
- 車両重量:195kg
- エンジン種類 / 弁方式:水冷3ストローク3気筒 / DOHC4バルブ
- 総排気量:847cc
- 内径×行程:78.0×59.1mm
- 圧縮比:11.5
- 最高出力:84.6 kW(115PS)/ 10,000 rpm
- 最大トルク:87.5 Nm(8.9 kg-m)/ 8,500 rpm
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