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ホンダ車って王道を行くモーターサイクルが多いですけど、50ccクラスを中心にユニークなモデルを頻繁に投入してくれてもいるんですよね。
ホンダ「ズーマー」は”Nプロジェクト”の一環!
例えば「ズーマー」。2001年に発売が開始された50ccの”ネイキッドスクーター”です。低燃費で排出ガスのクリーン化や静粛性など環境性能に優れた水冷・4ストローク50ccエンジンを搭載し、遊び心にあふれたデザインが特徴。実にユニークなモデルでした。
いきなり余談なんですけど、この「ズーマー」はNプロジェクトの一環として開発されたモデルであります。Nプロジェクトというのは……若者のライフスタイルに合う魅力的な製品を開発するNEWプロジェクトの略。
その第1弾モデルは2001年2月に発売が開始された「Ape(エイプ)」であり、第2弾モデルが2001年6月発売の「Zoomer(ズーマー)」。
Nプロジェクトの手によるモデルは続々と続きまして……第3弾モデルとして「Bite(バイト)」が2002年1月に、
第4弾モデルの「Solo(ソロ)」が2003年3月に発売。そして仕上げは……
ピックアップスタイルの新感覚バイク「PS250」が第5弾として2004年6月に発売されています。
さて、本題に戻って「ズーマー」。Nプロジェクトの一環として発売されて以降、このユーモラスなスタイルは狙い通りに支持されまして、生産が終了される2016年まで元気に街を走っていたのですが……
ホンダ「ズーマー」を新車で買える国があった!
それがコチラ!アメリカで2019年モデルとして発売されている「Rucks」でございます。さすが自由の国。ミラーが未装備ですね……
アメリカはヨーロッパ・日本と比べて規制が緩いものですから、未だに「ズーマー」も元気に走っているというわけなのです。
しかし同時に驚かされることも……なんとお値段が$2,749ですから、ざっと30万円オーバー。地域によってはデスティネーションチャージという田舎向け追加料金が$190必要ですから、なかなかにお高いのですね。それでも販売が継続されているということは、それなりに売れているのでしょう。
それにしても……日本の人気車が日本で終売になったのにアメリカでは継続って……まぁ理屈では理解しますけど、ちょっと残念ですね。