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最近の1つの人気スタイルであるスクランブラーバイク、今回紹介するカスタムバイクもスクランブラータイプですが、ベース車両のメーカーは世界的に有名なアメリカ合衆国になります。スタイリッシュで力強い存在感をも放つこのバイク、一度見れば魅了されること間違いなしです。
ベース車両は1999年式のHarley Davidson 883 Sportster
ADVENTURE ON THE HORIZONのベース車両となったのは1999年式のハーレー・デイヴィッドソン 883 スポーツスターです。883 スポーツスターがクラッシッククルーザーバイクとして適した要素を数多く持っていた点が、選ばれた理由となっています。
カフェレーサースタイルにするか、それともボバースタイルにするか、という感じでデザインの構想には5年ほどの年月が掛けられています。
徹底的に差別化を図ったアメリカン・スクランブラーを生み出す
徹底的に差別化を図るという大前提が、このカスタムバイクの製作にあたって掲げられていました。BCRにとって実は初めてとなるハーレーのバイクでのカスタムだったということもあり、これは絶対に曲げることのできない条件となったのです。
そして議論に議論を重ねた結果導き出されたのが、どのような路面でも走破することのできるオールドクルーザータイプのバイクに仕上げるという方向性でした。つまり、アメリカン・スクランブラー・バイクを生み出そうということです。
外観をザックリとチェック
このような方向性で製作されたADVENTURE ON THE HORIZON、その外観をチェックしてみましょう。
これがADVENTURE ON THE HORIZONの外観です。ブラックカラーとグレーカラーを基調にデザインされたカラーリングとなっています。メッキ塗装の施された各種パーツ類も存在感を放っているなど、アメリカン・スクランブラーの名に恥じないパワフルな存在感を放っているバイクです。タイヤもオン・オフロードどちらもいけるデュアルパーパスタイプ。
V-Twinエンジンをイメージして製作されたオリジナルタンク、モンツァタイプのガスキャップがオフセットされているデザインやガーニッシュのような装飾品がついているのも個性的です。正面から見上げると、すらっとしてスタイリッシュな印象を強く受けます。
そしてそのタンクに似合うように作られたのがこのブラックシートになります。あり得ないことですが、シートが生きているのではないかと感じさせるほどです。シート前方はタンクの後方、そしてシート後方はリアテールのデザインと合うように設計されています。実に美しいです。
フェンダーに目を向けてみると、アルミニウムから製作されており、ステンレス製マウントブラケットが取り付けられています。ガスタンクやナンバープレートとの統一感を表現するために作られた、こだわりの1つです。
1,200ccピストンキットが組まれたエンジン
カスタムバイクの多くで手をつけられるのがエンジンになります。ADVENTURE ON THE HORIZONでは、純正エンジンに1,200ccのピストンキットを装着、オリジナルのアルミニウム製エアフィルターを製作、インテーク部分はメッシュ形状となっているなど、こだわり具合が高いです。
ベルトドライブであったものはチェーンドライブへとスワップされ、ドライブ側のスプロケやチェーンとともにエンジンも剥き出し、メカニカルな雰囲気をより強くあらわすようになりました。
ハーレーを所有したく感じさせるカスタムバイク
世代によって異なるハーレーへのイメージは異なりますが、ADVENTURE ON THE HORIZONのようなスタイリッシュで存在感のあるカスタムバイクを人目見れば、誰もがハーレーを所有したいと感じること間違いなしです。来るべきに備えて、まずはインチ工具を揃えておきましょう。