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さてさて、ここでは今さら人には聞けないチョッパーパーツ用語をわかりやすく説明しましょう。これからチョッパーに乗ろうと考えている人や、チョッパー初心者には必見の記事が全部で13項目。どれも、よく耳にするポピュラーなパーツたち。まずはご覧あれ!
アップスイープマフラー
エキゾーストパイプの後半部分が跳ね上がっているタイプのマフラー。元々はジャリ場や川の浅瀬などといった悪路を走行する際、異物がマフラー内へ入らないようにデザインされたものです。
インベーダーホイール
ロングフォーク絶世期だった70年代に、「インベーダー」というメーカーからリリースされていたキャストホイール。または、それと同じデザインのホイールのことを指します。
シッシーバー
シッシーバーの「シッシー」とは、英語に訳すと「臆病者」という意味。つまり、シッシーバーとはバイクから振り落とされないように臆病者がしがみつく棒ということですね。
ストレッチ
「ストレッチ」とは「引っ張って伸ばす」というような意味を持つ言葉です。ハーレーのカスタムパーツ名でもよく用いられ、通常よりも伸ばされて長くなったりしているものを”ストレッチ○○”と言います。例えば、ストレッチタンクやストレッチフレームと言ったような使い方をしますね。
スーサイドクラッチ
クルマと同じように、ペダルを踏むと切れて、離すと繋がるといった方式のクラッチ。バランスを崩して足がペダルから外れれると急発進してしまうという危険性があることから「自殺願望(スーサイド)でもない限り、そんな危険なカスタムはしないよ」という皮肉を込めて付けられた名前とされています。
ターンアウトマフラー
エンド部分が後方向きではなく真横を向いているマフラーのことを指します。元々はカスタムカーのマフラーでしたが、その奇抜な見た目からハーレーのカスタムでも人気が高くなっています。
ティラーバー
畑を耕すために使う耕運機のハンドルのように、手前にグイッと引かれたデザインのために、こう呼ばれるようになったハンドル。フレームがストレッチしたロングフォークやディガーのようにトリプルの位置が遠くなるスタイルには欠かせないハンドルですね。
ハイライザー
通常の長さよりも長い(高い)ライザーのことを指します。長さは基本1インチくぎりで、長いものでは10インチ以上というものもあり、ドラッグバーやスーパーバーといった低めのハンドルと組み合わせるフリスコスタイルが人気です。
ビレット
よく「煌びやかなビレットパーツ…」なんて言いますが、ハーレーのカスタムでいうビレットとは、アルミの塊から専用の工作機を使用して削りだした無垢のパーツのことです。アルミ独特の輝きと軽さが特徴で、グリップやステップ、ホイールなどによく用いられています。
ファクトリーチョッパー
ハーレーダビッドソンからリリースされる、チョッパースタイルを意識した仕様の純正モデルのことです。エイプハンガーやファットボブフェンダーが標準装備された、80年に初登場の「FXWG(ワイドグライド)」などが有名。
ベントタイプ
緩やかなカーブのついた、ハイテク系やニュースクール系に人気の高い二本出しのマフラーことです。または、チョッパーに人気の高いハンドルのこともベントタイプと呼ばれています。ちなみに、ハンドルは、カーブが左右4ヶ所なら4ベント、6ヶ所なら6ベントハンドルと呼びます。
リジッドフレーム
リジッドとは「直」といった意味を持った言葉で、サスペンションを持たず直にリアホイールがセットされているフレームのことをリジッドフレームと呼びます。ハーレー(ビッグツインモデル)では1958年に初めてリアサスペンションが採用されており、それ以前はすべてがリジッドフレームとなっています。
リブ
リブとは板状の材質につけられる細い棒上、または板状の補強材。ハーレーのカスタムでは補強というよりも、「飾り」としての方向で認識されています。もちろん、補強としての役割も果たします。リブフェンダーやリブタンクなどがポピュラー。また、リブがつけられたビンテージヘルメットもある。
画像 – Flickr : L. A. Chopper