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「COLONEL BUTTERSCOTCH」と名付けられたオシャレなヴィンテージレーサースタイルのバイクは、ヘルメットやライディングウェアなどの製造販売をメインとするアパレルブランドの「ICON1000」によるものです。
同店は数多くのカスタムバイクを手掛けており、フォーライドでも度々カスタムマシンを紹介しているので気になる方は過去記事をご参照ください。
ベースはスズキ「Bandit(バンディット)1200」
まずはベースとなる車両の紹介から。今回ご紹介するカスタムマシンは1997年製のスズキ「バンディット1200」を用いたものです。
バンディット1200といえば日本では「GSF1200」の名で1995年に発売されたモデルで、エンジンは当時の国内では最大となる1,200ccの油冷4サイクル直列4気筒 DOHCを搭載。大柄な車格ながらも、リッタークラスのネイキッドモデルとしては軽量の208kgに抑えられています。
なお、バンディットシリーズについて掻い摘んでご説明すると、1989年に250ccが登場し、最終的には排気量が1,250ccまで拡大され、2016年に生産終了となったスズキのロングセラーシリーズです。
ヴィンテージレーサースタイルにモディファイ
ICON1000がカスタムしたクラシカルなレーサー風カスタム「COLONEL BUTTERSCOTCH」は、フレーム、エンジン、ガソリンタンク以外はすべて社外製またはワンオフパーツで再構築され、往年のレーサースタイルへと大幅にモディファイされています。
ビルダー曰く、「人生は勝利だけではなく、真の勝者は負けても再びレースに舞い戻る回復能力によって定義される」とのことで、こちらのCOLONEL BUTTERSCOTCHも、レースに参加しては壊れ、作り直し、そして再びレースに出場を繰り返す、言わば”不死身のサーキットマシン”なのです。
そんなCOLONEL BUTTERSCOTCHを印象付けるロケットカウルは丸目2灯のヘッドライトが埋め込まれ、サイドにあしらわれたスポンサーロゴ風のデカールがレーサースタイル然とした雰囲気を醸し出します。
ハンドルは純正のバーハンドルからセパレートハンドルに変更し低めの位置にマウント。レバーは定評のあるMAGURA(マグラ)製のHC1に変更されています。
ゼッケンナンバー風のペイントが施されたシートカウルはシングルシート仕様で、加速時にお尻をしっかりとホールドしてくれます。
別体式タンクや3wayダンピングアジャスターを搭載した高性能サスペンションは、信頼の置けるNITRON製のSTEALTH TWINを採用しています。
マフラーは右側面に1本レイアウトされ、リアカウルをくり抜いてもう1本のマフラーが顔を覗かせています。リアビューも非常に美しいですね。
丸目2灯ロケットカウルがスタイリングの要となり、美しいヴィンテージレーサースタイルへとまとめ上げられたCOLONEL BUTTERSCOTCHは、スタイルチェンジのお手本としても最適な至高のカスタムマシンでしたね。また、ICON1000には今回ご紹介したカスタムマシンのほかにも、まだまだ素敵なバイクがありますので気になる方は公式サイトをご覧ください。
また、ICON1000のアパレル商品については、日本国内の正規輸入販売元「AFG MOTOSPORTS」にて購入することができますので、気になった方はチェックしてみてください。