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排気量が250ccを超えるバイクに必要とされ、2年ごとに受ける義務がある車検。愛車をカスタムしている人には何かと面倒な事だが、これを怠ると大変なことになるのでしっかりやっておきたいところだ。
そこで今回は、意外と知られていないが車検でも大丈夫なカスタムを6例をご紹介しよう。
高いハンドルへの変更
一見すると車検不可に思えるが、「構造変更」をきちんと出すことでOKなのだ。しかし、ロボハン等の鋭利なハンドルはNGの可能性があるので要注意。ちなみに幅2センチ、高さ4センチ以内であれば構造変更の必要はない。
ロングフォーク
こちらもハンドルと同様に、「構造変更」を出せば何センチ伸ばしてもOKだ。ちなみに3センチ以内であれば構造変更の必要は無いとのことだが、運転に支障をきたす恐れがあるので伸ばし過ぎには注意が必要だ。
フロントフェンダーレス
バイクの雰囲気を変えるのにフロントフェンダーを取っ払っている人も多いと思うが、実はこちらも車検では何の問題もない項目となる。しかし、フェンダーを外したことにより、フォークがねじれる場合があるので外さない方が無難だろう。
キャブレターの変更
キャブレターは純正から社外品に変更しても大丈夫! しかし、ファンネル仕様は完全にアウトなので、エアクリーナーを必ず装着しよう。
イグニッションキーの移設
えっ!イグニッションキーって移動しても大丈夫なの!? という方も多いと思うが、これも全然OKだ。カスタムを前提としている場合に、イグニッションキー移設は必要不可欠なので、意外と助かる。
スイッチ類の移動
メインキーに続き、スイッチ類も移設可能。もちろん社外品に交換しても大丈夫だが、どれが何のスイッチなのかを記さないと車検が通らないので要注意!
都道府県や車検場によって内容が異なる場合がある
このようにカスタムと言っても、必ずしも車検に引っかかるような違法カスタムばかりではない。ただし、都道府県や車検場によっては検査基準にブレがある場合もあるので、必ずしも全てが大丈夫というわけではない。信頼のおけるショップを探して、任せるのが一番だろう。
画像 – Flickr : David Ingram