この記事の目次
DIYでのカスタム、リペア、メンテナンス。
筆者の場合は主に信用のおけるプロに丸投げできるだけの資力がない/それだけの資金あるならば他のことに回したいことに尽きます。
人によって動機は様々かと思いますが、他にあるとすれば時間効率を重視したプロの仕事が気に入らないとか、弄ることそのものが楽しいといったところでしょうか。
とはいうものの、自分でやったがための失敗のせいで余計な出費が嵩んだり、機能面・見た目で「やんなきゃよかった」なんて結果になることは多々あります。今回はそんな「あるある」な失敗を10選してみました。
あるある10選
間違えて買う
年式違いや同メーカーの近似モデルでの違いぐらいならまだしも、どうしてそうなった?な他社パーツとか。
ビミョーなサイズ違い、色違い、柄違い、必要数(発注数)違いも。
あてが外れる
たぶんいけるはず!だったのに、加工を重ねた上でも装着できない汎用パーツ、流用パーツ。
あれこれ手を加え工夫して完成してみると、初めから専用品を買ったほうがはるかに安上がりだったり。
(色柄等が)思っていたのと違う。画像では高級感あふれるカーボンが現物は白黒の市松模様とか。
状況悪化
パンク修理を始めたはずなのに、作業すればするほどチューブに漏れ穴が増えていく不思議。
穴(サビ穴、サービスホール)を塞ぐつもりが、なんでいつの間にかこんな大穴が?
シロート鈑金塗装してしまったばっかりに・・・・・・うわぁみっともない。
こぼす、ひっくり返す
つい蹴躓いて盛大に新廃問わずのオイルやフルードをぶちまける。ちょっとそこらに立てかけておいたフォークが倒れて廃油漏れ。ふと腰をおろしたところにグリスのチューブ。
自分ちの庭ならまだしも、公共スペースだと悪夢。安物のメンテスタンドのせいで、バイクそのものをひっくり返すことも。
飛ばす、なくす
バネが飛ぶ ナットが飛ぶ クリップが飛ぶ とっさの動体視力と聴力が命綱。
たった今手元から転がっていっただけだろうに、まるで異次元に転送されたかのように姿を消す小パーツたち。
で、「探す」に続く。
バラせない
手持ちの工具と知識ではどうやっても緩まないボルト等。変に努力したあまり完全に角がとれて、ツルツルに丸くなったボルトやナット。もうプロでも緩められない。
分解方法の見当もつかないアッセンブリー部品。ミッション、デフ等の抜き穴の栓を先に緩めてしまったのに、注ぎ穴の栓が緩まない。
ヤマハのミラーの右側とか?
あと、これくらいはできて当然だろ?とでも言いたげなサービスマニュアルの記載。
壊す
オーバートルクでの締め込みであったり、さび付いたボルトを捩じ切ったり、本来の手順と違う力づくの分解だったり、機構を理解しないままの力技だったり。
プラグ交換やオイル交換ごときのせいで、ヘッド交換やクランクケース交換の憂き目にあう場合も。
あまりに意外とあっさりと舐めてしまう、マスターシリンダーのフタのビス。落として探し回ってたパーツを後日クルマで踏んづけたり。
クオリティ不足
求める完成像のレベルを、自分の技術力やセンス+設備・道具とで、事前に客観的な天秤にかけ忘れてしまった場合の悲劇。
逆に自己満足の高すぎる人は世間から後ろ指さされることに。
完成しない
ボルトナット、ワッシャー、ビスが余る。これくらいはできて当然だろ?という前提のサービスマニュアルの記載。
手をつけはじめたはいいが、時間orモチベーションがなくなった。かといって元に戻す時間も気力もない。
あまりに高みを目指すが故に一向に進捗しないだけならまだしも、グズグズしたぶんの手戻り作業(放置期間の劣化の回復)が毎回頻発するというダウンスパイラル。
見通しが甘く資金が尽きる。
探す
ついさっきまで手に持って作業していたはずの工具やパーツがなぜか見つからない。視界の端で捉えながら音は聞いた、飛んだ / 落ちた / 転がったパーツがなぜか見つからない。所有しているはずの工具がどこにもない。
たいていは「誰がそんなところに!? ワープでもしたんか?」ってとこにある。
もしくは「なんでそれを見落とす!? 別に迷彩でもないのに!」ってとこにある。
でもって見当たらなくて仕方なく買った工具は、後日必ずいつのまにか同じものが増殖してる。
内容を問わず、作業時間の大半はこの道具とパーツを探している時間ではないかと思われる。
まとめ
上の10選見て「あるある」って笑ってる人は、既に色々と乗り越えてきた人かと思います。
いきなりボルトの頭が捩じ切れても眉ひとつ動かさずに次の対処に動き始めたり、作業スペースや工具を振る角度を確保するためだけに、関係ないところまでバラす廻り道を厭わないレベルの(笑)
逆にこのあたりを全て経験して対処したり備えておけるようになれば、そろそろ顔繋ぎにオイル交換でもしてもらいにバイク屋さん行っとこうかなぁ・・・・・・という感じになってきます。
ひととおりは自分でできても、それでも本当に困ったときに尻を拭いてくれる存在を確保しておくことは大事なのです。