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2018年1月に日本でも発売が開始された新しいホンダ「Gold Wing」。実に17年ぶりのモデルチェンジを受けての登場ということで、投入直後には大いに話題になったものでした。
当サイトでは、このモデルチェンジに当たり……
https://forride.jp/motorcycle/honda-goldwing-tour-goldwing
https://forride.jp/motorcycle/gold-wing
こんな感じでご紹介しているのです。良い仕事してますね!
17年ぶりにモデルチェンジされた「Gold Wing」
詳細は過去記事をご覧いただければ幸いなのですが……超簡単に「Gold Wing」を説明しておきますと……
圧倒的な快適性に加え、新次元の操る喜びによるかつてない感動を目指して開発されたのが、新しい「Gold Wing」。
エンジンは、小型軽量の水冷4ストロークOHC(4バルブ)水平対向6気筒を新開発。シームレスな変速とスポーツバイクならではのダイレクトな駆動力を両立する7速DCT(Dual Clutch Transmission)や数々の制御技術からなる4種の“シーン別ライディングモード”を組み合わせ、ツアラーとしてのみならず、モーターサイクルの走りの魅力そのものを徹底的に進化させました。
旧エンジンと比較して6.2kgも軽量化されています。総排気量は1,833cc、ボア×ストローク=73×74mm、最高出力は93kW@5,500rpm、最大トルクは170Nm@4,500rpmです。
また、フロントサスペンションには、乗り心地の良さと軽快なハンドリングを両立するタブルウィッシュボーンサスペンションを独自開発していました。
ということでスポーツツアラーとしての魅力をググっと高めて登場した「Gold Wing」なわけですが、残念ながら日本では、そんなに沢山見掛けることのないモデルであります。
アメリカン・ホンダが「Gold Wing」をカスタム!
ところが……「Gold Wing」が最も多く走っているのは、言うまでもなくアメリカ。そのため、デイトナスピードウェイで開催されたデイトナバイクウィークにてアメリカン・ホンダが展示したのは「Gold Wing」をベースとしたカスタム車だったのです。それが……
コチラ!恐ろしく車高を下げることで合わせて実用性を低下させてしまっていますが、それでも中々にカッコいいカスタム車でございます。
本車両を手掛けたのはアメリカ人のカスタム集団”Steady Garage”。「ズーマー」や「モンキー」、それに「グロム」のカスタムで知られる彼らが、新たに大排気量モデルのカスタムにチャレンジしたのです。「Gold Wing」の長い歴史に敬意を表し、かつての「Gold Wing」をモチーフにしつつ、モダンなスタイリングへと変更しています。
それでですね、恐ろしく車高が低く見えるのはエアサスのせいでして、走行する際には車高がグッと上がるのです。その様子は、コチラの動画でご確認いただけます。
フェアリングは大幅なカスタマイズは行われていないものの、サイドのエアインレットが変更されています。
また写真が少々切れてしまっているのが残念なのですが………シリンダーヘッドカバーもフェアリングと同色に塗られています。このペイントもまた、本車両の独特のイメージを創出しています。
また金属剥き出しのエクステリアも本車両の見どころの一つ。ディスクホイールカバーとフロントサスペンション(カバー)が、それです。
ホイールカバーはムーンアイズの手によるものだそうです。
ブラウンのレザー製サドルはハンドメイド品とのこと。アメリカン・カスタムの匂いを漂わせるポイントとなっています。
車両左側のサドルバッグ内には、2本のステンレス製タンクを搭載。これがエアサス用のエアを貯蔵しています。
エアを供給するのは、”Viair”の380cコンプレッサーです。
「Gold Wing」カスタム文化も奥が深い!
ということで今回はササっと、アメリカン・ホンダがデイトナバイクウィークにて展示した「Gold Wing」カスタムをご紹介してみました。ポイントとなるのはペイントと金属剥き出しのメカニカル感。レザーシートと……エアサスでしたね。
こうしてみると、さすが本場の「Gold Wing」カスタム。実にカッコいいと思います。それに「Gold Wing」の歴史を重んじながらもモダナイズする手法は素敵です。「Gold Wing」カスタム文化というのも、なかなかに奥が深いのですね。勉強になりました!