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ホンダ「GROM」と言えば、今風のエクステリアの小粋なコミューターなわけですが、ホンダが長年培った4ストローク小排気量エンジンと、それに見合った車体構成が与えられており、街中で気軽にシュシュっと走るのに最適なモデルであります。そのため日本はもとより、こうした「玩具」が大好きなアメリカでも売れているのです。
https://forride.jp/motorcycle/honda-grom-custom
その理由というのが、カスタムベースとしても最適である点にあります。コチラの過去記事では、ストリートファイター風味に仕上げられたカスタム車と、ロー&ロングを追求したオリジナリティの高いカスタム車なんかを紹介しています。
ということで「GROM」は、乗って楽しく、そしてカスタムも楽しめる、久し振りに登場した斬新なモデルと言うこともできるでしょう。
「GUS Project」は実用的なサイドカー!
そんな「GROM」をベースに、アメリカのIndustrial Moto(インダストリアル・モト)はサイドカーの製品化を目指しています。大切なギアを運搬して目的地で遊ぶことができる、オフロード対応のサイドカーであります。
インダストリアル・モトによるこのプロジェクト=「GROM Utility Sidecar Project(GUS Project)」ですが、元々は「GROM」の魔改造から始まりました。
特徴的な六角模様のパターンが施された外装類を装備に加えて、LEDヘッドライトを搭載。
外装に合わせた赤いステッチの入れられた薄いシートを装備しています。
しかし……「GUS Project」最大の特徴は言うまでもなくサイドカーであること。見苦しいキャリアによるセットアップ作業を軽減する「GUS」が導入されたのであります。
また残念ながら詳細は不明なのですが、公式サイトには、「オールテレインサスペンションシステムを装備」と記載されています。どうやらこれは……
ご覧のように、カー側にもサスペンションを装備している、という意味に受け取れます。
カー側には、パッセンジャー用に着脱式のシート(車両側と同柄)と、同じく着脱式のグラブバーを装備可能で、このように子供と一緒に走ることができるのです。これは楽しそう!
ミリタリーテイストに仕上げられたコチラの箱は着脱式ボックス。アウトドアグッズを入れたりしておくのに便利です。
オフロード走行を視野に入れた車両ですので、カー側にもLEDライトを二つ搭載。車幅があるサイドカーには必需品なのかも知れませんね。
カーの後部にはクイックフィストクランプとDリングを装備しており、釣竿やシャベルといった長物も搭載できる仕様とされています。
カーと車両の接続も中々に本格的ですから、「GUS Project」は面白いカスタムではなく、真面目に実用性を追求した車両であることが分かります。
こんなカスタム車両が増えて欲しい!
ということで今回は、世界的に人気のホンダ「GROM」をベースにしたサイドカー、「GUS Project」をご紹介してみました。
登録とか安全性とか日本ですぐに、とは行かないかも知れませんが、ユニークで素敵なカスタム車両ですよね?こんな車両が日本にも増えたら楽しいなぁと思った筆者です。