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定番の「オールドスクールスタイル」や「ニュースクールスタイル」をはじめ、人気沸騰中の「バガースタイル」に「クラブスタイル」など、様々なカスタムスタイルが存在する昨今ですが、その中でも西海岸発祥の「HOGGスタイル」をご存知でしょうか?
そこで、今回は沸々と人気を集めている「HOGG」についてご紹介しましょう。
「HOGGスタイル」とは?
「HOGG」はアメリカの西海岸が発祥で、黒人達が生み出したカスタムスタイルのこと。
最近作られたスタイルだと思われがちですが、その歴史はかなり古いものとされています。話が少しずれてしまいますが、実は映画「イージーライダー」のキャプテンアメリカ号は「ベニー・ハーディー」というワッツの黒人が製作しており、「HOGG」を含め、ハーレーカスタムにおけるブラックカルチャーとの関係は深いものとなっています。
また、日本ではツアラーをベースにビッグダディーのハンドルや派手なペイントやチューニング、サウンドシステムを取り入れると言うイメージが強いですが、本場アメリカではソフテイルをベースにしているものも多く見られます。
「HOGG」の特徴
「HOGG」は基本的に
- Bounce(ポップさせてバイクを跳ねさせる)
- Rock(ブレーキでロック)
- Skate(滑らせる)
- Roll(転がす)
この4項目ができなければ「HOGG」とは呼べないとのこと……なかなかレベルが高いですね。
これ以外にも「サイドウエイズ(リアタイヤを滑らして走り去る)」や「ウィリー」が出来ることも大事とされています。また、バイクだけがカッコ良くてもダメで、その人がどんな人間なのかを表現すること自体も「HOGG」には必要なんです。
アトラクトカスタムズが日本で「HOGG」を広めた先駆者
アトラクトカスタムズの中北氏(左)と鷲野氏(右)が日本に「HOGG」をもたらし、流行らせた先駆者的存在。日本における「HOGG」カスタムのレジェンドです。
日本初の「HOGG」がこちら!
こちらの豪華絢爛なカスタムマシンこそ、日本初の「HOGG」。パフォーマンスアップが図られたエンジンや華美なペイントもしかり、重厚感溢れるフォルムが実に魅力的ですね。こんなにも過激なマシンが街中を走っていたら、周りから注目を集めることでしょう……
現在は「クラブスタイル」に注目が集まっていますが、これからは「HOGG」の時代が幕開けする日も近いことでしょう。
いかがだったでしょうか?少しでも「HOGG」に興味を持っていただければ嬉しい筆者なのでした。