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つい先日ポールヤフィーが製作したエレガントなナックルバガーを記事にしましたが、バガースタイルの界隈では昨今、バッグを装着しないバガースタイルの派生カスタム「ネイクドバガー」が密かなブームとなりつつあるという情報をキャッチしましたので、ご紹介したいと思います!
ネイクドバガーとは?
ネイクドとは、いわゆるネイキッド(“裸”の意味)のことで、カウルや外装類を取り払いエンジンが剥き出しのバイクに使われる用語です。
本来、バガースタイルのアイデンティティとも言えるバガー(バッグ)をあえて取り外し、走りに特化させたツーリングモデルベースのカスタムスタイルを指します。バガーの要素が全く感じられないのは言わずもがなですが、ツーリングモデルをストリップさせる自由な発想がアメリカ人らしいですね!
ネイクドバガーのポイント
- ツーリングモデルが一般的なベース車両
- フロントカウルやチンスポイラーの装着
- バッグレスのストリップスタイル
- エンジン、足回りのチューニング
- レーシーなカスタムペイント
「 Epic Moto Co」がネイクドバガーの先駆け!
デザイナーのクリス・エダーと共同創立者ケリー・ヘッジペス、アール・ウォリックによって創設された「Epic Moto Co」。ハーレー・ダビッドソン用のカスタムパーツ販売を行っており、ネイクドバガーにカスタムするためのボルトオンキット「The Naked Series」の製造・販売も行っています。日本でも代理店を通してカスタムパーツを購入することが可能です。
現在はリブランドされ、Epicの名を残しつつもアメリカのフロリダ州で「DropKick Customs」名義で活動しています。
そしてこちらに掲載しているEpic Moto Coが製作したバイクこそが、ネイクドバガーの先駆けと言われています。
Epicの処女作であるこちらのモデル車両は、2017年モデルのロードキングをベースに外装類を全て取り外し、ネイクドさせています。
フロントカウルをはじめ、サイドカバーやリアカウルはレーシーなデザインに換装。エンジンもしかり足回りなども走りに特化したチューンが施されています。
前後に装着されたカウルをはじめ、チンスポイラーを装着することでネイクドバガースタイルへと昇華しています。
また、レーシーな雰囲気を醸し出す派手なペイントワークもこのスタイルのポイントといえましょう。
走りに特化したカスタムだけあって、エンジンチューンの他にもエアクリーナーやマフラーといった吸排気系パーツにもパフォーマンスアップのための高機能パーツに交換されています。もちろん抜かりなくインジェクションチューニングも行っています。
リアビューもバガーというよりもドラッグスタイルのよう。バッグレスにすることで見た目も車重も軽量化されており、凛々しいスタイリングへと変貌を遂げています。
日本でも流行るかも?
日本でもバガーの人気が急上昇中のいま、バガースタイルの派生系であるネイクドバガースタイルも人気に火がつく可能性が高いのではないでしょうか。
以上、バッグを装着していないけど、バガーの名が付いたユニークなカスタムスタイル「ネイクドバガー」のご紹介でした。また新たなカスタムスタイルの情報をキャッチ次第、ご報告したいと思います。