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全国でも希少なビーチサイドを走ることが認められている”千里浜なぎさドライブウェイ”を舞台に開催されている、旧車オンリーのビーチサイドレース「千里浜サンドフラッツ」。
今回は、そんな千里浜サンドフラッツへの参戦を目的に製作された、ビンテージ・トライアンフ・ボンネビルベースのダートトラックレーサーをご紹介します!
ダートトラックレーサーをイメージしたカスタム
ビンテージトライアンフの 純正リジッドフレームに、1962年式のトライアンフ「T120ボンネビル」エンジンを搭載したこちらのカスタムマシンは、愛媛のカスタムショップ「OKABOO MOTOR CYCLE」によって千里浜サンドフラッツへの出場を目的に製作されたもの。
ビンテージバイクとしてのスタイリングや雰囲気を崩すことなく、国産バイクの純正パーツやカスタムパーツを見事にミックスしながらキレイにまとめ上げられています。
ビンテージパーツにこだわらず新しいパーツも採用
フロントキャストホイール&フォークはSRの純正を流用し、リアキャストホイールにはGX250の純正が使われています。ドライブ部はトニーヘイワード製のオープンベルトを採用し、当時のコンペティションモデルのような荒々しく無骨なオーラを放っています。
タンクはSR400/500用のカスタムアルミタンクを流用したもの。オイルタンクインフレームによって太いトンネル幅を要するSR用のアルミタンクを、違和感なく流用できるセンスと技術はさすがの一言。アルミポリッシュ+エナメルペイント組み合わせも◎
シンプルなクラッチレバーに対して、ブレーキレバー&マスターシリンダーは現代的なPM製がチョイスされています。アルミポリッシュまたはクロームメッキで統一されているため絶妙にマッチしています。
直進安定性を確保するため、2インチライザーとトラッカーバーが採用されています。
ビンテージBATESシートのようなホワイトレザーのエイジングが美しいシートは、オートレース用のものが流用されており旧車の雰囲気と絶妙にマッチしています。
レース用マシンらしく、FCRのキャブレターにヌケの良いドラッグパイプ、マグネトー点火のセットアップ。なお、ステップやフットコントロール周りとオイルタンクはワンオフ。
砂浜をしっかりと食い付かせるために、IRCのモトクロス用タイヤが装着されています。
ビーチサイドレース用マシンとしてのスペックと、カスタムマシンとしてのルックスを両立したハイセンスな一台へと仕上がっています。
ベース車両 | TRIUMPH 1962 T120 |
---|---|
排気量 | 650cc |
フレーム | TRIUMPH 1949 純正リジッド |
フロントフォーク | SR純正 |
フロントホイール | SR純正 |
フロントタイヤ | DUNLOP 3.00-18 |
フロントブレーキキャリパー | NISSIN |
フロントブレーキディスク | フローティング |
ハンドル | トラッカーバー |
ライザー | 2インチ |
グリップ | ワッフル |
ブレーキマスター | PM |
レバー | NISSIN |
ガソリンタンク | SR用アルミタンク |
ステップ | ワンオフ |
フットコントロール | ワンオフ |
キャブレター | FCR |
エアクリーナー | パワーフィルター |
マフラー | ドラッグ |
点火装置 | マグネトー |
プライマリー | トニーヘイワードオープンベルト |
オイルタンク | ワンオフ |
シート | オートレース用 |
リアフェンダー | サイクルフェンダー |
リアホイール | GX250 |
リアブレーキキャリパー | PM |
テール | スパルト |
ペイントショップ名 | チリピンストライプ |