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イギリスのUNTITLED MOTORCYCLESがBMWのクルーザーモデル「R18」をベースに、日本の暴走族車にインスピレーションを得たカスタムマシンを製作しました。
日本のサブカルチャーとドイツの老舗メーカーが織りなす、ヤンチャだけど格好良くまとまった一台をご紹介いたします!
和洋折衷な「bosozokuスタイル」
近年、日本のサブカルチャー「暴走族」が海外で注目されており、”bosozoku”スタイルとして新たなカスタムジャンルを確立しています。
一般のライダーはもちろん、ビルダーもまた影響を受けており、人気のマーベルドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の作中でもbosozokuスタイルのバイクが登場するほど、密かに流行りつつあります。
ベース車はBMWモトラッド「R18」
ベースとなる車両は、BMWのヘリテイジカテゴリーとして満を辞して登場した新型ビッグボクサーエンジン搭載の「R18」が使われいます。
低く構えたクラシカルなシルエットや、最新鋭の技術を導入していながらもレトロスペクティブな仕上がりが特徴的な一台です。
エンジン型式 | 空油冷2気筒4ストロークボクサーエンジン |
---|---|
排気量 | 1,801cc |
最高出力 | 67kW / 4,750rpm |
最大トルク | 158N-m / 3,000rpm |
車両重量 | 358kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,465×1,130×950 |
シート高(mm) | 690 |
変速機 | ドッグクラッチ式6速トランスミッション |
燃料タンク容量 | 16L |
タイヤサイズ | 前:120/70 R19・後:180/65 B16 |
価格(税込) | 254万7,000円〜 |
R18が暴走族スタイルに大変身!
UNTITLED MOTORCYCLESが製作した「ONITORA」は、ご覧の通りロケットカウルや三段シートを装着したbosozokuスタイルです。日本で見かける暴走族車と比べると、かなり綺麗にまとめ上げられていることがわかります。
日本の暴走族車に用いられるロケットカウルや三段シートは、どちらかというと車両全体のバランスを崩してナンボというカスタムですが、海外ビルダーの解釈によってカスタムすると、ここまでスタイリッシュに仕上がるのですね。
ロケットカウルはガソリンタンクにマウントする事で、ハンドルの操作性が確保されています。タンクデザインと連なったペイントワークも見付どころのひとつですね。
日本の三段シートはエナメル素材でパイピングが施されたものが定番となっていますが、こちらはホワイトレザーで大人な雰囲気に仕上げられています。どちらかというと源流となるチョッパーカスタムのキング&クイーンシートをもっと極端にしたフォルムですね。
カスタムタンクを思わせるガソリンタンクは純正をリペイントしたもので、ゴールドラメとブラックの組み合わせがラグジュアリーかつエレガントさを放っています。
また、ロケットカウルのマウント部分は、ニーグリップを考慮して少し湾曲させています。こういった細かいポイントにも抜かりなく手を入れるあたりに、同社の技術とセンスを感じます。
流石にマフラーは竹槍ではなく、BMWの純正アクセサリーにも採用されているバンス&ハインズのサイレンサーに換装されています。マットブラック塗装がオシャレさがグッと引き立てていますね!
bosozokuスタイルが海外で流行りつつあると冒頭でお伝えしましたが、いわゆる日本の典型的な暴走族風カスタムはもちろんのこと、今回ご紹介したような独自の解釈によってオシャレに昇華させたものまで多数存在します。これからさらに注目されるであろうカスタムスタイルなので、他にもユニークなbosozokuスタイルを発見次第、随時ご紹介したいと思います!
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