この記事の目次
BMWモトラッド史上最大の排気量を誇る水平対向2気筒=ボクサーツインエンジンを搭載する「R18」シリーズは6モデルから構成されており、BMWモトラッドの主力シリーズです。圧倒的なトルクを活かした圧巻の走りと豊富なモデルラインアップにより、多様なユーザーニーズに応えています。
そんな「R18」をベースにしたカスタムバイクをBMWモトラッドが公開しましたので、ご紹介いたしましょう!
BMWモトラッド「R18 The Crown」はキングストンカスタムの作品
こちらが今回、BMWモトラッドがベルリンで開催したイベント「BMWモトラッドデイズ」で公開したカスタムバイク「R18 The Crown」と、その製作者であるキングストンカスタムを主宰するディルク・オーラーキング氏です。
キングストンカスタムといえば、ヨーロッパではBMWモトラッド・カスタムの第一人者として知られており、これまでもBMWモトラッドとのコラボ作品を含めて多数のカスタムバイクを制作し、高く評価されています。
今回は、BMWモトラッド100周年を記念したコラボとして、キングストンカスタムがこちらの「R18 The Crown」を制作したのです。
「R18 The Crown」は板金アルミボディに注目!
一目見てお分かりいただけるように、注目すべきはキングストンカスタムが得意とする豪華なボディワークです。
ベースはBMWモトラッドのアイコニックモデル「R18」
ベースとされた「R18」はクラシカルなクルーザーですが、ほぼほぼ原形をとどめていないことが分かります。
そのボディワークは板金アルミ製です。オーラーキング氏は以下のように説明しています
新しい「R18」の外装をすべて一度取り外しました。その後、ボール紙と樹脂を使って、形状と全体のラインのデザインを作成しました。目標は、力強くエレガントで、速く見えること。そして革新的なエクステリアに仕上げることでした。
ヘッドライトや計器類、それにスイッチユニットやフットレストシステムなどは標準のコンポーネントを使用していますが、逸品モノのボディワークに見事に統合されています。
ちなみに、ガソリンタンクの容量は8Lですので、純正タンクのちょうど半分の容量になっています。
シートレザーには、高級感漂うスエードが使用されています。
「R18 The Crown」のもう一つの注目ポイントはフロントサスペンションです。見事なボディワークの下に隠されたフロントサスペンションは中央にサスペンションストラットを備えており、左右両側からホイールをスイングアームで保持する形で構築されています。
エンジンとリアサスペンションは完全ノーマルです。ステンレス製エキゾーストマニホールドは、ハンドメイドされたオリジナル品を搭載しています。ボディーワークにピタリと沿うラインが実に美しいですね!
ということで今回はキングストンカスタムが制作した「R18」ベースのカスタムバイク「R18 The Crown」をご紹介しました。オーラーキング氏が狙った通り、エレガントで速く見える、そして何より革新的なエクステリアに仕上げられていました。これぞ、100周年記念を祝うに相応しい一台と言えましょう。