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アメリカ製のモーターサイクルと言えハーレーとインディアンが良く知られているわけですが…… 一部の裕福なバイカーさんにとっては、Confederateこそが夢のアメリカン・モーターサイクルなのかも知れませんね。
そんなConfederateのモーターサイクルをREVIVAL CYCLESがカスタムしたら…… こんなん出来てしまいました!
Confederate「 X132 Hellcat」とは
最初に駆け足で、ベース車両の製造メーカーであるConfederate Motorcyclesをご紹介しておきます。同社は、ボンネビル・ソルト・フラッツで速度記録への挑戦を続けている、直線での速さにコダワリを持ったメーカーであります。
2012年に99台限定で生産した「X132 Hellcat Speedster」は、アメリカン・モーターサイクルの様式美に従って、空冷Vツインエンジン、総排気量2,163ccという大排気量エンジンを搭載。最高出力121bhp、190Nmの最大トルクを誇ります。
「X132 Hellcat Speedster」がハーレーやインディアンと違うのは、そのフレームや機能パーツ群。極めてコンパクトなスチール製のバックボーンフレームを採用しつつ、機能パーツには最高レベルの品々を惜しげもなく装備しているのです。
フロントフォークはホワイトパワー製の48mm倒立。ブレーキはディスク&キャリパーともにベルリンガーをチョイス。ホイールは前後ともにブラックストーン・テックのカーボン製18インチをセレクト。リアサスペンションもフルアジャスタブルのモノショック。リアブレーキはフロントと同じくベルリンガー製品を奢ります。タイヤは前後共にメッツェラー・マラソンをチョイス、といった具体。
そうしたワケで、お値段は6万9,500ドル(約764万5,000円)という、夢のアメリカン・モーターサイクル…… それがConfederateなのです。
REVIVAL MOTORCYCLESがフルカスタム!
そんな「X132 Hellcat Speedster」をカスタムしたのは、アメリカのカスタムシーンをリードするビルダーのREVIVAL MOTORCYCLES。ご覧のようにベース車両の面影を見つけることが難しい程に手を入れています。
言われなくても目を奪われてしまうのが、この近未来を現代に連れてきてしまう圧倒的な存在感を放つ外装類。REVIVALの手によるハンドメイド品でございます。
ガソリンタンクからシートに繋がるテールセクション一式のほか、ヘッドライトのマウント、オイルクーラーのシュラウド、ご覧のエアインテークシュラウドなどが、一つ一つ実車に合わせながらハンドメイドされています。
フロントフォークはノーマルのままと思われるのですが、マルゾッキ製RAC50mm倒立のチューンド版だそうです。もしかするとストック状態で幾つか異なる仕様があったのかも知れません。
ホイールはBST製カーボンなので、ここもノーマル。ただしタイヤは消耗品ですから交換。PirelliのDiablo Rossoを履いています。
電気系統にはMotoGadget M-unitをメインとしつつ、ヘッドライトにはXXXXプロジェクターを、テール&ブレーキライトにはSuperNova製品のLEDタイプを搭載。リアのウィンカーはMoto Gadget製品をチョイス。徹底的にシンプルに仕上げています!
ウィンカーには、この類のカスタムでは定番となりつつある、Moto Gadget製バーエンドタイプをチョイス。フロントのスッキリ感も半端ない!
そして留めはエンジン!と言いたいところですが、ここはストックのまま。最高出力121bhp、190Nmの最大トルクですから、さもありなん、という感じですが……
ということで今回は、REVIVALがカスタマイズしたConfederate「X132 Hellcat Speedster」をご紹介しました!外装をハンドメイド品に換装し小物類をスッキリさせることで、近未来のバイクを現代に作り上げてしまったと…… そんな圧倒的な存在感を示す1台に仕上げられていました。