この記事の目次
今日は、オーナーの好みを見事に実現したシンプルで美しいカスタムバイクを紹介しましょう。トルコ共和国のビルダー「Bunker Custom Cycles」が製作した1982年式ヤマハ「SR500」をベースにした「SR500 Scrambler」です。
外観のイメージは勿論ですが、実際にスクランブラーとしての走りを楽しめる、実用性を持ったバイクを目指して製作されました。細部への配慮が求められる難易度の高いカスタムです。
70年代のスクランブラーをイメージ
車両全体が醸し出すイメージは70年代のスクランブラーそのもの。リア側の車高を上げるため、ノーマルより若干長いプログレッシブ製のリアショックを装着。またシートレールを加工してオリジナルのリアフェンダーをバランス良く装着できるクリアランスを確保しています(前後フェンダーはアルミ製)。クラシカルな雰囲気を漂わすタイヤはファイヤーストーンのANSを装着。電装系をシート下に収納しつつバッテリーレス化して、ソリッドな外観を手に入れています。
ノーマルの雰囲気を残しつつ、スクランブラーらしくカスタム
ガソリンタンクはアルミ製のワンオフ。ノーマルの雰囲気を残しつつ、スクランブラーらしいアップライトなライディングポジションを得るために短めに仕上げています。キャブレターはミクニ製38mm。そしてさらにエンジンのオーバーホールに合わせて吸気バルブを大径化。フィルターはお馴染みのK&N。
また、ステンレスのエキパイもワンオフで製作し、Dime City Cycleのサイレンサーに合わせています。
フットペグはビルトウェルのステンレス・ポリッシュ仕上げをチョイス。シンプルなイメージの車体にピッタリとマッチしています。
ウインカーとテールライトは小振りなものに交換されています。
友人の”Can Soylemez”氏が製作してくれたという削り出しのハンドルバークランプが気分を盛り上げます。
オーナーのリクエストに応えつつ、しっかりとパフォーマンスを上げて実用性を持たせることに成功した、非常に美しいカスタムに仕上がっています。
Bunker Custom Cycles、今後の活躍に注目したいカスタムビルダーです!
参考 – Bunker Custom Cycles