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ベースはホンダの銘車「HAWK CB250N」
ベースとなるバイクは、1979年7月21日に発売された、スポーツタイプのホンダ「HAWK CB250N」です。1978年8月に発売された「HAWK III CB400N」の250ccモデルとして登場しました。
また、250ccのホークシリーズには、HAWK CB250N以外に「HAWK CB250T」と「SUPER HAWK CB250NA」があり、同じエンジンを共有する姉妹車として「CM250/400」や「CB400LC」がラインアップされていました。
T09 Prototype
スポーツスタイルのHAWK CB250Nが、スライブモーターサイクルの手によって、原型を留めることなくカスタムされています。
こちらのカスタムバイクは、「T09 Prototype」と名付けられ、2010年に日本でも公開されたSF映画「第9地区」に登場するようなバイクに乗りたい、というオーナーの夢を叶えるために製作した一台です。
「T09 Prototype」のディテール
ヘッドライトはLEDタイプのプロジェクターランプに変更し、メインライトとデイランニングライトの2灯を装着。ヘッドライトを保護する目的の、カスタムハウジングも設けられています。
外装パーツの全てが新設計されており、ご覧の通り、個性あふれるガソリンタンクへとモディファイされています。側面の窪んだ箇所には、ガソリンの残量が一目でわかるフューエルゲージが備わっています。
全体のカラースキームに合わせて、グロッシー(艶あり)とマット(艶なし)の異なるカラーを織り交ぜることで一辺倒にならないように配慮されています。
また、エンジン部も外装に合わせてブラックアウトされ、ドリルド加工が施されたマフラーガード付きのメガホンマフラーと、吸気効率アップを図るためにパワーフィルターを装着。フレーム下に配されたアンダーガードが全体のバランスを考慮されています。
1人乗り用の小ぶりでシンプルなシートは、外装のカラーリングに合わせてブラックレザーで統一されています。
テールランプをはじめ、メーターマウントやタンクキャップ、その他の特別なパーツは軽量なアルミ素材を採用し、CNC加工によって削り出されたワンオフパーツを纏っています。金属加工を得意とする同店ならではの完成度の高さは脱帽もの。
一線を画したセンスと技術で、唯一無二のカスタムバイクを数多く製作してきたスライブモーターサイクル。今回の作品は、さぞオーナーさんも大喜びだったことは言わずもがなでしょう。
他にもアイデアが詰まったユニークなカスタムバイクがラインアップに並んでいるので、興味を持たれた方はぜひ、スライブモーターサイクルの公式サイトにアクセスしてみてください!