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先日「ドラッグレーサー仕様のニンジャ150RR」についてご紹介しましたが、またもやジャカルタの「Thrive」がクールなカスタムマシンを製作したのでご紹介したいと思います。
CB650ベース「T 15 Portia」
ばっちりとイマドキのカフェレーサースタイルに仕上げられていますが、1979年に誕生したCB650がベースとなっています。
無駄なパーツを一切削ぎ落としシンプルにまとめ上げられていますが、タンク、ホイール、フェンダーなどパーツ一点一点に細かなギミックが盛り沢山。たとえバイクを全く知らない人が見てもカッコイイと思われるであろうド直球に渋いカスタムですね。
ワンオフのロケットカウルはアルミ素材などではなく、軽量グラスファイバーを使用。裏側はシンプルにスピードメーターのみの配置となっています。
タンクはエンデュランス風のディテール
素地を活かしたタンクダッシュには、ガソリンの残量が一目で分かる覗き窓とフィラーキャップをセット。細かく打ち込まれたボルトにもこだわりを感じます。
エアインテークダクト
ファイバー素材で作られたロケットカウルのサイドにはアルミ素材のエアインテークダクトが設置されています。空冷4ストローク4気筒エンジンを冷やす役割だけではなく、ノスタルジーなフォルムでデザイン性アップにも一役買っています。
綺麗にまとめられたエキパイにも注目!
こだわりが詰め込まれたワンオフパーツの中でも、4into2でまとめられたエキゾーストパイプの造形美にも注目です。比較的新しいCB650RやCB650Fのエキパイ形状に若干似ていますね。
サイレンサーはオリジナル商品である「Peony Slip-On Mufflers」を加工したもの。
ホイールは純正の星形コムスターホイールを取っ払い、インゴッドから削り出して制作したワンオフのハブを介してCBX550Fのブレーキをセット。随所に散りばめられた細かなギミックには本当に脱帽ものです。
アルミで成形されたリアカウルのデザインや、縦に2灯並んだテールランプは、どことなく80年代レーサーを彷彿させます。また、素材をいかすため、ヘアーライン仕上げである点もツボを心得ていると言えます。
気持ちが高ぶるカフェレーサー
バイク大国であるインドネシアのカスタムショップが生み出したCB650ベースのカフェレーサーカスタムは、一目見ただけで乗ってみたくなるような非常に気持ちの高ぶるデザインでした。
今後もThriveが製作するカスタムを楽しみに待ちながら、また新しいカスタムマシンが完成次第、随時ご紹介したいと思います。