この記事の目次
今回紹介するのは、UnikatのRomet Legend 125というカスタムバイクです。シンプルかつモダンなデザインのバイクとなっていますが、純正デザインを残しつつ程よい感じにカスタムされているのが注目点。Rometというメーカーの紹介と合わせてバイクを見ていきましょう。
Rometはポーランド発祥の歴史あるバイクメーカー
このバイクの紹介をする前に、まずRometというメーカーについてざっと知っておきましょう。
Rometとはポーランド発祥のバイクメーカーです。1950年代に誕生したメーカーで、現在はARKUS & ROMET GROUPが経営しています。日本語で検索しても全く情報が出てきませんので、日本ではあまり知られていないマニアックなバイクメーカーと言えるでしょう。
ネイキッド、オフロード、スクーターといったタイプのバイクを取り扱っていることに加えて、ロードバイクやマウンテンバイクのようなスポーツサイクルも揃えているなど、多彩な製品ラインアップを持っている点が特徴的です。ウェブサイトは英語対応しているので、気になる方はこちらをチェックしてみましょう。
モダンなデザイン
こちらの写真がUnikatが製作したRomet Legend 125です。まず写真を見てわかるように、マットブラック系のカラーリングで、全体的に落ち着いた色具合に仕上げられています。部分的に見えるホワイトやブロンドカラーが全体にワンポイントな遊び心を表しているところも注目です。
先ほどの写真では揚揚とした印象を感じるバイクとなっていましたが、こちらの写真ではひっそりとクールな印象を受けます。場所によって受ける印象が異なるなど、ある意味「環境に適応した」バイクという感じです。
定番のカフェレーサースタイル
パッと見た感じ、セパハンでネイキッドのバイクのカフェレーサースタイルになっていることがわかります。なお、Legendは純正ハンドルがセパハンとなっており、これについては純正仕様のまま残されているようです。
ハンドル周りに関して写真からわかることと言えば、サイドミラーの取り付け位置が変わっていることでしょう。純正のLegendの写真と比べるとすぐにわかりますが、このカスタムバイクではサイドミラーが下方向にくるように取り付けられています(純正では上方向になっている)。上方向にあると一般的で自然な感じで、下方向にあるとスタイリッシュで個性的な印象です。
タコメーターはいたってシンプルなデザイン、このシンプルさがたまりません。メーター類は純正でも1つのみで、UnikatのRomet Legend 125もこのタコメーター1つのみです。
マフラーやタンクにサイドカバーもマットブラックへ
すでに紹介した通り、このバイクはマットブラックに仕上げられています。具体的には、マフラーやタンク、サイドカバー、そしてシート後方の外装部品などがマットブラックに塗装されている感じです。
そして忘れてはならないのがシート!純正シートはブラウンカラーですが、UnikatのRomet Legend 125ではブラックのものを採用、ブラックカラーで全体の統一感を表しつつマットブラックとは一味違った色合いで存在感を放っています。
中央ヨーロッパのバイクもかっこいい
ヨーロッパのバイクというとBMWやドゥカティにMVアグスタといった西ヨーロッパのバイクメーカーが有名どころです。そういう点を理解したうえで、Rometのような中央ヨーロッパ発祥のメーカーのバイクを見てみると、ちょっと変わった雰囲気を感じることができるのではないでしょうか。