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ヨーロッパのモーターサイクル・カルチャーをウォッチしている方なら、”Wheels and Waves”をご存知のことでしょう。開催地はフランス南西部の海辺の町ビアリッツで、6月14日~18日まで開催されました。
“Wheels and Waves”は、モーターサイクルを中心としつつ、サーフィンやスケートボードといった横乗り系、それに音楽好きが集う、近年ヨーロッパで最も注目されているカルチャーイベント。
ストリート系バイカーがヨーロッパ中から大挙して参加するため、メーカー側もその注目度に着目、ストリート系ニューモデル発表の場にしている程です。
そんな”Wheels and Waves”にホンダ・モーター・ヨーロッパが多数のカスタム車両を展示しています。今回は、写真を中心に、6台のホンダ車ベースのカスタム車両をご覧いただきましょう!
CB500カフェレーサー
まず始めはコチラ!1977年式「CB500」をベースにしたスクランブラーです。フランスのスケートボード会社のデザイナーとホンダ・ディーラーの合作になります。
ワンオフの左右に2本ずつの4本出しエグゾーストが実に個性的です。ガソリンタンクはノーマルを利用しつつ、リアフレームを加工。これまたワンオフのシングルシートを装着しています。前後に太っい”Firestone”タイヤを装着。各部にブラックペイントを施しています。
バイクを全バラにしてから製作した、とのことですので、機関類はバッチリ作動することでしょう。メッキパーツは再メッキが施され、アルミ類のバフ掛けもバッチリです。
CX500フラットトラッカー
続いてはタイトル画像としても掲載した「CX500」ベースのフラットトラッカー。外装を中心にカスタムされていますが、フロントフォークは「XLR600」用の流用だそうです。リアは”Öhlins”をチョイス。
コチラもバフ掛けもバッチリ!フロントタイヤが写り込むほどです。
ちなみに「69」はニッキー・ヘイデン選手へのトリュビュートです。
CBX1000ドラッグレーサー風カスタム
3代目はコチラ!空冷6気筒エンジンの存在感が半端ない「CBX1000」をベースにしたドラッグレーサー風カスタムです。
ベース車両はスポーツツアラーでしたが、本車両ではスピードを求めて軽量化を徹底。外装類を極力簡素に仕上げています。
車体回りは、サブフレームの新造から前後足回りの変更などなど、多岐に渡ります。
Rebelトラッカー
先日ご紹介した、タトゥーアーティスト”Dan Gold”氏とコラボして製作されたコチラのカスタム車両も展示されたそうです!
車体サイドには、こんな風にスケボーを搭載できる工夫もされていることが判明しました!
https://forride.jp/motorcycle/honda-rebel-dan-gold
本車両については過去記事をどうぞ!
CB1100EXカフェレーサー(ボバー風味)
現行モデルから、もう1台!「CB1100EX」ベースのカフェレーサーです。
タンク&シングルシートのラインが美しい!
コチラのカスタム車両も太目のタイヤを履いていますね。ボバー風味とでも言いましょうか、独特の雰囲気を醸し出しています。
LEDヘッドライト&ウィンカーを装着。
クリップオンハンドルに小さなミラーなどなど、カフェレーサーの方程式に則った仕上がりです。
CB1100TR
コレまた何処かで見たことのある車両ですが……
https://forride.jp/motorcycle/cb1100-tr-africa-twin
昨秋のミラノショーで発表された「CB1100 TR」ですね。詳細は過去記事をご覧ください!
ホンダの過去と現在を示す6台!
今回は、”Wheels and Waves”に展示された、ホンダの過去と現在を示すカスタム車両6台をササッと紹介してみました。
皆さんは、どれがお好みでしたか?