この記事の目次
ハーレーの750ccモデル「ストリート750(XG750)」を本格的なフラットトラック・レーサー仕様にした「XG750R」が発表されました! 何とこちらのモデルは、新エンジンを搭載した意欲作のようです。現段階では「XR750」のような市販レーサーではなく、ファクトリー・チームのみのワークスレーサーです。
スタイリング
名車として誉れ高いレーサー「XR750」からの流れを汲む、コレぞ”ハーレーのフラットトラック・レーサー”というべきスタイリングです。
高速でカウンターをアテながら周回するフラットトラック・レーサー必須装備であるアップハンドル、2本出しアップマフラー(バンス&ハインズ製)、カウル付きのシングルシート(トラッカーシート)にご注目ください。
レーサーにこんなこと言うのも失礼千万ではありますが、「小さなヘッドライトとウィンカー付けて公道版を出してくれよ!」という声が世界中から上がるに違いありません。少なくとも筆者は熱望しております!
注目のエンジンは水冷Vツイン
エンジンは水冷Vツイン。ラジエーターが鎮座しています。ベースは”X™ V-Twin”。つまり市販車「ストリート750」エンジンのチューンナップ版です。吸気系はもちろんフューエル・インジェクションとなります。
ちなみに車体周りは「XG750R」レーサー用の完全新設計です。
ガソリンタンクはカーボン製
「スポーツスター」オーナーさんの憧れの的であるガソリンタンクはカーボン製。このカラーリング、やっぱりカッコいいですね。
レースデビューは5月29日
写真は試乗中のファクトリー・ライダー、Davis Fisher選手。
「XG750R」は2016年5月29日(本日)開催の「AMAプロフラットトラック Springfield Mile」にてデビューを飾るとのこと。リリースには熱烈なファンへの牽制球として「本モデルは完全なるレース車両であり、今のところ市販の予定はありません」と明記されていました…。
市販レーサーすら販売未定の現状ではありますが、とにかくカッコいい「XG750R」レーサー。
まずは市販レーサーを、そして可能であれば公道バージョンを出してくれよと、切に願うばかりです。