毎年春と秋に発行されるカドヤさんのカタログ。今季モデルを見ていると「SFT」という表記が付けられているモデルが存在していることに気付く。
このSFTとはソフトモデルのことだが、単に柔らかめの素材を使っているだけではなく、実はヘッドファクトリーの縫製パターンで形を整えて、軽くて着やすいモデルとしてのラインナップなのだ。
痩せている人には革ジャンはフィットさせにくいというのが一般的な意見だろうが、このSFTバージョンを選ぶことで痩せ体系の人でも収まりが良く合わせられるようだ。更には年配の方でも楽に着られるということで、今注目を浴びている。
それであればちょっと合わせてみたくなるというもの。ということで、いくつか試着させてもらった。
まずはバイク乗りなら定番中の定番と言えるダブルの革ジャン「FPW-1」を編集部員に着てもらったが、さすがは単気筒ばかりを数台乗り継いだ元バリバリのロッカーズ少年だけあって、ダブルの着こなしも板についている。同じ革ジャンでもパーカーのフードを出すと若々しく見える。
(モデル:当編集部員 32歳 / 身長178cm / 体重68kg)
さて、楽に着たかったりバイクに乗る時のポジションに収まりをよくすることを考えると、緩めのものを選んでしまいがちだ。でもそれでは着丈がフィットしない状態で見栄えがイマイチ良くない。そんな時にこそ「FPW-1/SFT」。見た目のフィット感はそのままに体に合わせてソフトにしなる革素材が使われているため「カッコ良くて着やすい革ジャン」が実現できるのだ。
右が通常の「FPW-1」で、左がソフトモデルの「FPW-1/SFT」。着てしまうと見た目にはほとんど変わらないが、ハンガーに吊るした状態だと腕やベルトの部分のしなり感に違いが分かる。この違いが着心地となって左右してくるのだ。もちろん「FPW-1」でも長年着込むことでオーナー独自の体系に馴染ませることもできるが、年がら年中バイクに乗らなくなった年配層にはすぐに馴染むところからも「SFT」モデルは喜ばれている。既に何着かの革ジャンを持っている人にも新たな一着として購入していく人も多い。
ガッチリ体系でハードボイルドな雰囲気のカドヤ前田さんには、ハードステア革のダブルは素直に似合っている。しかしシングルレザーを選ぶ時には一般的なスタンドカラーばかりではなく、こういったエリ付きのレギュラーカラー仕様の「VNS-3」を着ればお洒落度も大幅アップだ。
(モデル:カドヤ前田さん 44歳 / 身長170cm / 体重82kg)
話をソフトな革に戻すと、今期の新作ではなかなか思い切ったモデルがリリースされている。カドヤの中でも最もタイトなスタンドカラーシングル「TSR」だ。タイトだが脊椎パッドも入っているのが良し。昨今の若者のやせ形体型にピッタリだ。
(モデル:カドヤ天野さん 32歳 / 身長180cm / 体重63kg)
タイトなレザーウエアは写真のように腕の部分がつままれている感じとなって、乗車姿勢を取った時には腕が前に出ないなど非常に動きづらい。一般的な街着の場合はバイクに乗ることを想定されていないので仕方がないことではある。
「TSR」の場合は非常にタイトだけど前傾姿勢を取っても動きやすくされている。やはりパターンの良さとソフトな革を使っているため実現された一着なのだ。
今回ご紹介したカドヤ製品は全て「カドヤ2015-16秋冬カタログ」に掲載されている。そして、下記のリンクから飛んでいただければ無料でカタログが配送される(しかも送料も無料)。今季革ジャンを御検討するなら、ここでご紹介しきれないニューモデルが多数掲載されている「カドヤ2015-16秋冬カタログ」を無料請求してみてほしい。
※いまなら、定番商品など80年の歴史が綴られた記念冊子「KADOYA GRAFFITI.2」も同時発送される。
<カドヤ2015-16秋冬カタログ、80周年記念冊子 無料請求フォーム>
参考 – KADOYA、カドヤ2015-16秋冬カタログ
■左:KADOYA 2015-16FW Bikemaster Collection (秋冬カタログ)
■右:KADOYA GRAFFITI.2(80周年記念冊子)
- 価格無料(送料もすべて無料)
- 掲載2015-16秋冬モデル、80周年特別編集企画
- 発送元カドヤ