先日、ポーランド発のバイク用デニム専用メーカー「MottoWear」のスキニーデニムパンツ「MILANO&STELLA」をご紹介しました。

日本での認知度はこれからですが、海外では人気のある商品だけに実力が気になるところ…そこで、実際に男性用のスキニーパンツ「MILANO」を履いて、機能性やプロテクターが本当に目立たないのかを検証してみました！

https://forride.jp/motorcycle/mottowear

バイク用スキニーデニムパンツ「MILANO」のシルエット比較

モデル180cm / デニムSサイズ着用

海外製品(USサイズ)のため日本人が購入する場合は、普段着用しているデニムよりもワンサイズ小さいモノが良いと言うことで、普段Mサイズを履いている180cmのモデルにMottoWear「MILANO」のSサイズを着用させ検証してみました。

普通の中太デニム(左側画像)もバイカーらしいシルエットですが、「MILANO」(画像右側)の方がスキニーなシルエット＆ウオッシュド加工によって非常にスタイリッシュですね。

続いて、バイクにまたがってみましたが膝にプロテクターが入っているようには見えません！

また、スソが窄(すぼ)まっているため風の侵入やバタつき対策も施されていることからライダー向けであることがわかります。さらにウエストは余裕があるので、どんな乗車姿勢でも腹部が苦しくなることもありません。

※ウエスト周り72cmのモデルが試着した際に、こぶし1個分くらいゆとりがありました

プロテクター内蔵でありながら膝を曲げた際もつっぱることもありません。むしろプロテクターが入っているためメンテナンスなどで膝をついてしゃがみ込んでも痛くありません。

キックによる始動も快適そのもの

膝を大きく曲げる動作を要するキック始動の際も、可動が制限されることもなくプロテクター内蔵であることを忘れるほど。

街中にも溶け込むスタイリッシュデザイン

スキニーなシルエットであるにも関わらず、プロテクター内蔵を気づかせないほど自然な見た目。しかも、長時間歩いても膝のプロテクターが歩行の妨げになることもなく、むしろプロテクターの存在を忘れてしまうほど快適な履き心地でした。

渋谷周辺を歩いてみましたが、おそらく誰もプロテクター内蔵だとは思わないでしょう。実は撮影時にサーマルインナーも履いていたのですが、それすらも気づかれていないのではないでしょうか。

プロテクターは簡単に脱着が可能！

気になるデニムのメンテナンス性ですが、インナープロテクターは簡単に脱着することができるため、いつでもデニムを家庭用洗濯機で洗うことができます。

また、腰用プロテクター(ドイツSAS-TEC社)はオプション品となり、ウエスト部に設けられたポケットに挿入するだけで効果を発揮します。

ウエスト周りに余裕がある理由の一つに、様々な汎用インナープロテクターの内蔵を加味した設計なのかもしれませんね。実際に腰用も取り付けてみましたが、普段履いているデニムとほとんど変わらない履き心地で、腰周りに違和感を感じることもありませんでした。

膝用のプロテクターはイタリアSAFE-TECH社のプロテクター(CE規格レベル1)が標準装備。ベルクロで留める仕様となっているため、着用者の適正位置に応じて自由に調整できます。

また、標準装備のインナープロテクターは、適度な柔らかさを備えているので膝を曲げた際の違和感もありません。

バイク用スキニーデニムパンツ「MILANO」を使ってみた感想

実際に使用してみた率直な感想ですが、適度な伸縮性があるので細身のシルエットながらも動きやすく、突っ張る感じもありませんでした。なにより、裏地にケブラー生地を採用しているので高強度と共に安心感も高く、ケブラー生地が肌と触れぬようコットン生地が裏当てされているため、履き心地も抜群です。いや、むしろ一般的なデニムよりも履き心地が良いです！

ライディングパンツとしての性能を担保しながらも、内蔵プロテクターは目立つことなく、履き心地も抜群とあれば、もう他のライディングパンツに浮気することは無いでしょう。

また、3万を超える価格が多少高く感じてしまうかもしれませんがデニムは長年愛用することができますし、スキニーデザインながらもプロテクターの存在を忘れてしまうほどオシャレなデニムはそうそうないので、コスパの良いオススメの一本と断言できます。

「ファッション性と安全性はトレードオフ」なんて言われていますが、MottoWear「MILANO」は見事に両立を実現しています。万が一に備えてプロテクター入りのデニムを購入することを強くオススメします！

「MILANO」のスペック