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様々なトレンドが交差し目まぐるしい早さで移り変わる、情報の発信地”原宿”に店舗をオープンさせ、今年で8年目を向える「US(アス) 原宿」。この立地で長年に渡り店舗を構えるには、常にアンテナを張り巡らせ確実に流行を読みとる洞察力が必要不可欠といえるだろう。
そんな、原宿のストリートを生き残ってきたアス・ハラジュクの魅力とスタイルとは。
アメカジをベースに流行を取り入れた”ストリート・スタイル”を提案
前回『モーターカルチャーの発信地としても注目される「US」の魅力【三軒茶屋店編】』で紹介した古着がメインの三軒茶屋店とは打って変わって、基本的には新品のインポートアイテムがメインに並べられている原宿店。
そこに、オリジナルアイテムと古着を二割程並べられている。取り揃えているアイテムは、やっぱりアメリカン・カジュアルがベースになっており、その時々のシーズンに合わせスタイルを変化させ、横乗り系のアイテムからワークブランドのアイテムが並べられている。
昨今の流行りとして細身のスタイルが人気のため、ワーク系の太めボトムは控え細身のジーンズを充実させてる模様。また、ワーク系のアイテムはトップスの取り揃えに力を入れている。
「US(アス)」の世界観と2店舗の魅力について紹介してきたが、最後にfor Ride読者に向けて、代表の植村氏がこんな言葉を残してくれた。
ワン・シーズンだけ着てすぐ着なくなる様な服は、なるべく着ないで欲しいんです。70年代以前のアメリカの洋服って凄くクオリティーが良くて長く着られるし、長年着たヤレ具合いがカッコ良かったりもするんです。だから、服の本質を分かってもらいたんです。
若い世代にも、何がホンモノで、それがなぜ良いのかという、”見る目”を養ってもらえたら嬉しいですね。そこで分からない事があれば、店頭に来てもらえればいくらでもアドバイスもできますよ。そんな、服に付随するカルチャーの情報交換の場所だったり、相談できる場所が僕の中での昔ながらの洋服屋なんですよ。だから、僕もそんな洋服屋でありたいと思っています。
往年のアメリカン・ヴィンテージにこだわり続け、長年に渡り付随するカルチャーと寄り添い生きてきた植村氏。
そんな彼が創りだす世界観に、今後も注目していきたい。
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参考 – US(アス)