この記事の目次
以前、forRideでMOTORISTS(モータリスト)のVMXシリーズを2台ご紹介しましたが、今回は4速ギアボックスを有した、バイクならではのスタイリングを追求し開発された本格的な電動ネオクラシックモデル、MOTORISTS「VMS06」をご紹介します!
MOTORISTS(モータリスト)「VMS06」
カフェレーサースタイル然としたビジュアルが魅力的なVMS-6のコンセプトは「電動ストリートファイター」。”電動バイク=未来の乗り物”と言わんばかりに近未来的なデザインのモデルが多いなかで、電動バイクの特長をしっかりと反映させながらも、バイクそのもののインダストリアルデザインとしての魅力を強烈に打ち出したスタイルに仕上がっています。
ホイールサイズは、スポーツバイクとして定番の前後17インチのセットアップ。また、オプションとして前後14インチのミニサイズも用意されていますので、好みに合わせてご希望のサイズを選ぶこともできます。
。
なお満充電からの航続距離は120km程度と、ロングツーリングを想定した楽しみ方には少々課題も残りますが、シティユースとして街中を駆るには充分過ぎるパワーと性能を兼ね備えているのではないでしょうか。
VMS06のディテール
フロントカウルにはデジタルディスプレイがセットされており、速度計をはじめ、シフトインジケーターやオドメーター、バッテリー残量、電圧などが表示されます。
右側のスイッチボックスにはキルスイッチやライトスイッチなどのほかに、H/M/Lの3つのモードが選択できるモード切り替えスイッチがあります。また、その下にあるD/Rスイッチは、ドライブモード(前進)とリバースモード(後進)を切り替えらるスイッチとなっています。
電動バイクはモーター駆動であるため、基本的にスクーターのようなオートマタイプが主流ですが、VMS06にはあえて4速ギアボックスが搭載されています。また、本モデルはオンロードモデルであり、オフロード走行のように繊細なクラッチ操作を必要としないため、クラッチは省略されています。
これにより、操作性に優れた全く新しい電動ストリートファイターへと仕上がっています。
VMS06を試乗した感想
最近のスーパースポーツやロードスポーツモデルのようにシート高はそこそこ高めですが、乗車時にサスペンションが程よく沈みこむことによって、170cmの筆者でも足付き性に不安を覚えることなく乗ることができました。また、走り始めてしまえば145kgの重量も軽く感じられるほど軽快な乗り味には感動しました。
なにより、大型車とも引けを取らないほど圧巻のモーターパワーを秘めており、スロットルを軽くひねっただけで爆発的に加速する気持ち良さは、一度味わったら病みつきになる方が続出するのではないでしょうか!さらに、遠心クラッチですのでクラッチ操作不要でギアチェンジができるのも魅力の一つと言えます。
ネオクラシックスタイルに注目が集まるイマにふさわしい、魅力的な電動バイクではないでしょうか。
VMS06のスペック
モーター | 72V 6,000w / 280Nm |
---|---|
バッテリー | 72V 70Ah |
最高速 | 100km/h |
走行距離 | 120km程度 |
車両重量 | 115kg |
全長×全幅×全高(mm) | 1,920×850×1,085 |
軸距(mm) | 1,370 |
タイヤサイズ | 前後17″(14″オプション有) |
価格(税込) | 99万円 |