この記事の目次
2022年に開催されたEICMA2022(ミラノショー)で、カワサキのNinjaとZの電動モデルが世界初公開されたことは記憶に新しいことでしょう。
2023年中に市販化されることが公表され、カワサキの力の入れ具合が伝わっていました。そして、この度、ヨーロッパで10月に市販されることが発表されましたので、復習を兼ねて最新情報をお届けいたします。
NinjaとZが電動化!? カワサキが世界初公開となるハイブリッドモデルと2023年市販予定の電動バイクを展示【EICMA2022】
NinjaとZの電動バイクのモデル名は「Ninja e-1」&「Z e-1」
こちらが昨秋のミラノショーで公開されたカワサキの電動バイクです。
当時は「フルカウルタイプ(Ninja)」と「ネイキッドタイプ(Z)」と呼ばれており、まだ正式名称は与えられていませんでした。
そんな両車でしたがカワサキモーターヨーロッパ(イギリス)公式サイトのニュースで、10月に市販化が発表されました!
モデル名は「フルカウルタイプ(Ninja)」が「Ninja e-1」です。
「ネイキッドタイプ(Z)」は「Z e-1」とされています。
「Ninja e-1」&「Z e-1」の概要
今回新たに公開された画像がこちら!「Ninja e-1」と「Z e-1」のライダーが、街中の走行を楽しんでいる感じでしょうか?
EICMA2022の時点で、両車はヨーロッパにおけるA1ライセンスに収まる、と公表されていました。このA-1ライセンスというのは16歳から取得できる免許のことで、車両の排気量は125ccまで、最高出力が11KW(15馬力)以下と規定されています。今回の発表では新たに、
最大9kWのパワーと加速により、許可されている場合は99km/hの最高速度が可能
であることが判明しました。
両車の車体構成は基本的には同一であり、電動パワートレインを支えるのはスチール製トレリスフレーム。コンベンショナルな正立フロントフォーク+リヤモノショックの構成ですが、ここに使われるのは
中排気量クラスで使用されるランニングギア仕様を誇り、カワサキらしいファン・トゥ・ライド特性を実現し、ゼロエミッションの要求を満たします。
と発表されています。これは「Ninja 250」と同等に近い装備なのでしょうか?発表されたヨーロッパ仕様ではABSを標準装備しています。
バッテリーは可搬式タイプを2個搭載。オンボードでも取り外しても充電可能な仕様ですから、これは日本導入時にマンションやアパート住みの方にとって便利に違いありません。
面白いなと感じたのは、前進と後進の両方で歩くペースで操作できる「ウォークモード」の装備。これは狭い駐車場や坂道で使われるそうです。
日本での発売に関する情報は、10月に開催される「Japan Mobility Show 2023(旧東京モーターショー)」で公開される可能性が高いので、楽しみに待ちましょう!