2017年に世界での精算累計台数が１億台を突破したホンダ「スーパーカブ」。1958年に登場し、今年で誕生60周年を迎えました。
そんな愛されバイクである「スーパーカブ」の魅力についてお話しましょう！
時代を受け継いでいく「スーパーカブ」の魅力にせまる！
スパーカブには、50㏄モデルと110㏄モデルがありますが、今回注目したのは50㏄クラスのスーパーカブです。
毎日の通勤や通学、ちょっとしたツーリングまで幅広く活躍してくれるバイクです。
運転のしやすさと燃費についてリサーチしてみた
まるいデザインで親しみやすく扱いやすいのも、長く多くの人に愛されてきた理由の一つでしょう。
ロータリー式の４段リターン式なので、シフトチェンジをする時は停車しているときだけ。また、左手でのクラッチ操作が必要ないのでペダルを踏みこむだけで変速できます。シフトチェンジをする時のショックを軽減するための、２段クラッチがついているなど、乗り心地にも配慮されています。
エンジンは、空冷４ストローク単気筒で、PGM-F1が採用されています。このPGM-F1は「Programmed Fuel Injection System」のことで、電子制御によって燃料を噴射できる装置。そのため、大気の状態やエンジンの回転数によって、コンピューターが燃料の使い方をコントロールしてくれるのです。
さらに排気系には、キャタライザーという触媒装置が内臓されているので有害な物質が抑えられ環境に優しいのが特徴。30km / hでの定値燃費率は、105.0km / Lにもなります。
サスペンションには、衝撃をやわらげるテレスコピック式を採用。さらには盗難防止のためのメインスイッチ一体式のハンドルロックができ、アラームにも対応が可能。こちらは別売となるようです。
装備も充実！快適な「スーパーカブ」
スーパーカブの愛らしさを強調する丸目のヘッドライトと、フロントウインカーにはLEDが使用されています。
エンジンの始動には、セルフ式とキック式が併用されているので、バッテリーあがりのときには、キック式でエンジンをかけることもできますよ。ちなみに、荷かけフックに積載できる重量は1.0kgまで。
スーパーカブから派生した「リトルカブ」
女性から人気を集めている「リトルカブ」についてもお話しましょう！リトルカブは標準でのミッションは、３段でのリターン変速で、上位のセル付きのモデルは４段リターン式。14インチのタイヤを前後に装備しているので、スーパーカブよりも小径で足つき性にも優れています。
ちなみに、こちらのリトルカブは千葉県富津市の金谷から久里浜までフェリーで帰るところを、キャッチしたものです。リトルカブを購入してから、２年経過しているとは思えないほど、大切にしている様子がうかがえました。また、スーパーカブ用の純正アクセサリー「ビジネスボックス：ワンタッチロックタイプ」を装着しています。アレンジを加えることで、オリジナリティーが表現されていますね。
もう一台のバイクは、かなりレアなモデル……こちらは、またの機会にお伝えしたいと思います。突然、声をかけたにも関わらず写真をとらせていただき、お二人には感謝です。ご協力ありがとうございました！
「スーパーカブ」のスペック
全長×全幅×全高：1,860mm×695mm×1 ,040mm
軸間距離：1,210mm
シート高：735mm
重量：96kg
燃料消費率：105.0km（30km / h）
燃料タンク容量：4.3L
エンジン：空冷４st.単気筒
総排気量：49㏄
最高出力：3.7ps / 7,500rpm
最大トルク：0.39kgf-m / 5,500rpm
価格：23万2,200円
「リトルカブ」のスペック
全長×全幅×全高：1,775mm×660mm×960mm
軸間距離：1,185mm
シート高：705mm
重量：79kg
燃料消費率：109．0km（30km / h）
セル付き：113.0km（30km / h）
燃料タンク容量：3.4L
エンジン：空冷４st.単気筒
総排気量：49㏄
最高出力：3.4ps / 7,000rpm
最大トルク：0.39kgf-m / 5,000rpm
価格：21万6,000円（セル付き：23万7,600円）
ビジネスボックス：ワンタッチロックタイプ
長さ485mm×幅385mm×高さ315mm
容量：約58L
許容積載量：10.0kg
材質：AES樹脂
カラー：グレー
仕様：縦置き・横置き（盗難防止効果の高い専用キー付き）
価格：１万4,040円