あなたは法定速度ちゃんと守る派?「85%パーセンタイル速度」ってなに?

さて、ようやく(人によっては)長いお正月休みが終わりを迎えそうで、そろそろ帰省ラッシュなどで道路が賑わってくるころでしょう。そんな時だからこそ、みなさまには今一度気を引き締め直していただきたい「法定速度」。

あなたはちゃんと守ってますか?プラス5km/hくらいなら大丈夫とか思ってたりしませんか?もし法定速度を煩わしいと感じている方がいたら、ぜひお読みください!その感覚、実は警察の予想通りだったんです。

 

法定速度守らない人っているよね~

いますよね、法定速度を守って走ってたら煽ってきたり、あからさまに追い越し車線をブイーンと吹かして追い抜いていくドライバー・ライダー。そして筆者も体験したことがありますが、教習所で「道の流れに合わせて速度変えなよ」と暗にスピード超過を促してくるご年配系とか。

 

世間的には「交通の流れを汲み取れ、ちんたら走って渋滞を起こすな」という交通の流れ派と、「いやいや何のための法定速度だよ、ちゃんとみんなが守れば流れは滞らないよ」という法定遵守派が対立していますが、今一度初心に立ち返って考えなおしてみましょう。

 

法定速度ってどういう意図で設定されてるの?

そんなこと知ってるよ!と言われてしまうかもしれませんが、法定速度というものは警察庁交通局が事故防止のために定めている、それぞれの道路上で出せる最高速度のこと。もちろんこれを超えたスピードで走行すると、通称「スピード違反」状態になり警察に見つかった際には摘発されてしまいます。

 

でも、一体なぜわざわざ「交通の流れ派」の方々が煩悶とするような速度に設定されているのでしょうか?これには「85%パーセンタイル速度」というキーワードが関わってきます。

 

85パーセンタイル速度とは?

「85パーセンタイル速度」とはとても簡単に説明すると、100人それぞれが合理的だと思っているスピードを降順で並べた際に、下位85人が合理的だと思ったスピードのこと。つまり、およそスピードを出しすぎない大勢の人たちが合理的だと考える交通スピードとも捉えられます。

しかし、その85パーセンタイル速度で走ると事故が起きるおそれがあると見た警察庁交通局は、85パーセンタイル速度からさらに3.3km/h~13.9km/hほど差し引いた40km/h~60km/hという速度域を法定速度として、それぞれの道路環境に応じて設定していったのです。(警察庁交通局:「速度規制の目的と現状」PDF 参考)

 

つまり「遅い」と感じてしまうのはふつう?

つまり、およそスピードを出しすぎない大勢の人たちが合理的だと思った速度から、さらに「事故防止を鑑みて」といくらか速さを差し引かれた法定速度を「遅い」「ちんたらしてる」と感じてしまう人が出てくるのは当然だったのかもしれません。

そして、その上でなお意識したいのが、この法定速度が事故を起こさないために設定されたものであるということですよね。また、スピード違反をして事故を起こした場合には「だから言ったでしょう」と言わんばかりに過失が増えます。

 

仮にスピード超過をした状態で事故を起こしてしまうと、重過失の事故である過失運転致死傷罪道路交通法違反危険運転致死傷罪などにみなされ逮捕される場合もあります。たかだか30分も満たない時短のために他の人の人生にまでリスクを負わせて、自分の家族や人間関係にまでも迷惑をかけるなんて言語道断ですよね。

 

まとめ

まとめとしましては、法定速度を遅く感じてしまう人はいるしその感覚はあながち間違ってないけど、ちゃんと意味があるんだから守ろうね、というのが妥当なのではないでしょうか。

ある警察の方が子供の人身事故の凄惨さを嘆き、だからそもそも事故を起こさせないようにネズミ捕りや駐車違反取締をしてるんだ、と語られていましたね。

 

人生にはあらゆる刺客がさまざまな形で表れてきます。それが急に目の前に現れた時にとっさに対応できるよう、スピードも肩の力も緩めていきましょう。

K.Y

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。